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「じゃあ部屋にいるから」
「わかった、あとでお菓子部屋の前に置いとくね」
声をかけてくれるヌナにありがとうと返し、俺の部屋こっち、と後ろをぞろぞろ着いてくる友人たちを案内する。
ジュンヒョンがキョロキョロと忙しないので、そっちはヌナの部屋だから行っちゃダメと言うとへー……と返ってきた。あからさまに興味を示すな。
友人たちを部屋に上げると、それぞれ地面に荷物や上着を脱いで置き始める。
今日は皆がやりたいというゲームがたまたまおれの家にあったから呼んだのだが、友人たちの興味は完全にゲームではなくヌナに移っていた。
「ギュビンのヌナ、かわいい」
上着と荷物を端に寄せてたジュンヒョンのあまりにもどストレートな感情の報告に吹き出す。
「でもギュビンにはあんまり似てないよね」と言うユジンは何を考えてるかよく分からないが、さっきから何も喋ってないゴヌクの耳が赤いのに気づいて頭が痛くなる。
「ヤーお前ら、ゲームしに来たんだろ！ヌナ見に来たわけじゃないだろ〜！」
「そうだけど！俺はあんなにかわいいヌナがいるなんて知らなかった。」
「……たしかに、制服の時とイメージが違ったかも？」
ユジンの言葉に、だから言ったのに。と心の中でヌナを責めた。いつもの部屋着じゃなくて普段着を着るのは百歩譲っていいとして。おれの友達が来るからって、メイクまでしなくていいと思う。ヌナはこれはマナーなの！と言うが、ただでさえかわいいのに可愛く着飾ったらすごく可愛いに決まってる。
ちらりと同級生たちを見やると、やっぱり小柄なのがいいだのかわいい雰囲気がいいだのと盛り上がってる。せめて実弟のおれの前でやめて欲しいし、ていうかヌナは渡さない。少なくともこの友人たちには。
なぜかゴヌクだけは何にも無反応で黙っているが、そんなことはもうどうだっていい。
雑にゲーム機を引っ張り出し、当初の目的だった対戦ゲームを起動する。
そして脱線していた話を切り替えるように会話に割って入った。
「これ負けた人、全員分のアイス買いに行くこと」
その部屋にいた全員の表情が変わった。
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ronri - すごく読みやすくてこの作品めちゃくちゃお気に入りです、次の更新楽しみにしてます！ (5月19日 13時) (
レス) @page20 id: bd73064382 (このIDを非表示/違反報告)
しもあさ(プロフ) - サラダ油さん» コメントありがとうございます！思いついたままの書きなぐり小説ですが楽しんでいただけて嬉しいです(*^^*)更新頑張ります！ (2023年4月5日 19時) (レス) id: 694814ed96 (このIDを非表示/違反報告)
サラダ油(プロフ) - 最後誰と結ばれるのか凄く気になります！学パロ大好きなので嬉しいです！更新待ってます(*´`*) (2023年4月5日 13時) (レス) id: 5ecae127c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しもあさ | 作成日時：2023年4月4日 0時
