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お昼をすぎてしばらくたった頃、家のインターホンが鳴った。お友達かな?と出ようとすると、「ヌナー!!!俺出る!!!」とドタドタ階段を降りてくるギュビン。わかったから転ばないでねと言うがそんなことは聞こえてすらないのか一直線に玄関に向かう弟に、はあとため息をついた。

ギュビンが向かってすぐ、玄関先で元気に挨拶を交わす声が聞こえる。声的に複数人いるみたいだ。お邪魔します!!と元気な声が聞こえてちょっと緊張する。にしても声がでかいな。
落ち着かずソワソワしてソファのクッションを整えたりしてると、リビングの扉が開いた。

「あ、いらっしゃ…………え」


「あ」

「あ……」

その顔ぶれを見て固まった私と同様に、声を漏らして固まる若干2名の男の子。
ハンユジンくんとパクゴヌクくん。

頭が真っ白になった。
思わず頭を抱えそうになったがどうにか耐えた私を褒めて欲しい。
固まった私たちを見て不思議そうな顔をするギュビンは「前に会ったじゃん」と私たちの顔を交互に見る。前に会ったけどまさか実家でも会うとは思わないだろ。というか知ってる子なんだから先に教えといて欲しい。

ハンユジンくんは一瞬私の顔を見て驚いたくらいですぐ普通に戻ったが、問題はパクゴヌクくんの方だった。
動き始めてからありえないくらい目を逸らされている。デジャブを感じる。
また純粋な瞳を汚してしまってすまない、と心の中で謝罪を述べていると、ゴヌクくんのさらに後ろから全く知らない顔が覗いた。

「ギュビナのヌナですか?」

「え、あ、そうです」

「俺、クムジュンヒョンです。これどうぞ!」

茶髪の少年、もといクムジュンヒョンくんはやんちゃそうな見た目とは裏腹にすごく礼儀正しい子で驚いた。手渡された袋にはお菓子が入っていて、たかだか家で遊ぶくらいなのにこんな。と言うと、母ちゃんが持ってけって言ったんで。と強く押し付けられた。
突き返すのもアレなので素直にありがとうと受け取ると、手ぶらで来たらしいハンユジンくんとパクゴヌクくんが気まずそうにポケットの中を漁っていた。
だから何もいらないって。

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ronri - すごく読みやすくてこの作品めちゃくちゃお気に入りです、次の更新楽しみにしてます! (5月19日 13時) (レス) @page20 id: bd73064382 (このIDを非表示/違反報告)
しもあさ(プロフ) - サラダ油さん» コメントありがとうございます!思いついたままの書きなぐり小説ですが楽しんでいただけて嬉しいです(*^^*)更新頑張ります! (2023年4月5日 19時) (レス) id: 694814ed96 (このIDを非表示/違反報告)
サラダ油(プロフ) - 最後誰と結ばれるのか凄く気になります!学パロ大好きなので嬉しいです!更新待ってます(*´`*) (2023年4月5日 13時) (レス) id: 5ecae127c7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しもあさ | 作成日時:2023年4月4日 0時

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