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花壇での作業を始めてから1週間が経った。
放課後の短い時間を使っての作業なので決して早いペースとは言えないが、徐々に前進してることは確かだ。
あれからハンビンくんは2日に1回は花壇を訪れて手伝ってくれて、その際に会議の進行状況などを教えてくれた。それ以外にも普段の学校生活の話をするくらいには、2人で話すことに慣れてきた。
あのハンビンくんとだなんて未だに信じ難いけど。
そして波乱の連続だった1週間は終わり、土曜日。
最近帰りが遅くてドラマの録画が溜まっていたので、それでも見ようかなと考えながら朝ご飯の支度をしてると、ギュビンが眠い目をこすりながらリビングに入ってくる。
「おはようギュビナ」
「ヌナおはよ……ヒョンは……？」
「もう出てったよ」
今日は一限だとぼやきながら出ていった長兄の姿を思い出しながら答える。ギュビンはうぅん……と返事なんだかよく分からない声を上げてソファに座った。
部活などの用事がない時、弟がこんなにはやく起きてくるのは珍しい。
今日は何かあるのかなと思いながらトースターに追加で食パンを一枚セットする。
朝ご飯をテーブルに並べる頃にはねぼすけの弟も目が覚めたようで、元気にトーストに齧り付いている。
パンくずを口の端にくっ付けたギュビンを見て笑ってると彼はあ！と声を上げた。
「そうだヌナ、今日友達家に呼んでもいい？」
「友達？珍しいね。いいけど」
私の返事にやったーと反応したギュビンはさっそくスマホでその友達に連絡してるらしい。
中学の時は家で遊ぶよりかは外で遊んでることが多い子だったし、まだ入学して少ししか経ってないのに家に呼ぶほど仲いい子ができたなんて、と少し感動してしまった。
そのお友達が来るまで軽く掃除でもしとこうと考えてると、ギュビンも同じことを考えてたのか部屋片付けてくる！！と立ち上がるので、はいはいご飯の後にねと落ち着かせる。
彼はもう一度座るとトーストを一気に飲み込んでお皿をとシンクに置き、バタバタと走って階段を上っていった。
私も食べ終わり食器を片付ける。あとは掃除機をかけないとなとルンルンな気分は数時間後、弟の友達の顔を見てバキバキに打ち砕かれるのであった。
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ronri - すごく読みやすくてこの作品めちゃくちゃお気に入りです、次の更新楽しみにしてます！ (5月19日 13時) (
レス) @page20 id: bd73064382 (このIDを非表示/違反報告)
しもあさ(プロフ) - サラダ油さん» コメントありがとうございます！思いついたままの書きなぐり小説ですが楽しんでいただけて嬉しいです(*^^*)更新頑張ります！ (2023年4月5日 19時) (レス) id: 694814ed96 (このIDを非表示/違反報告)
サラダ油(プロフ) - 最後誰と結ばれるのか凄く気になります！学パロ大好きなので嬉しいです！更新待ってます(*´`*) (2023年4月5日 13時) (レス) id: 5ecae127c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しもあさ | 作成日時：2023年4月4日 0時
