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放課後、ジャージに着替えようとしてギュビンに貸し出してることを思い出した。
星座占い12位の力を遺憾無く発揮するのをやめて欲しい。
どうせ私の弟のことだからわざわざ学校にいるうちに返しに来るなんてことはまず無いだろう。
まあ大して汚れはしまいと制服でそのまま作業することに決めた。
ハンビンくんに見つかったらまた大変な事になるかもしれないが、彼は今日どうしても外せない会議があるから来れないと言っていたので何も問題ないはずだ。
校舎を出て裏の花壇の方へ回り、誰もいないことを確認してそっと胸をなでおろす。
倉庫から軍手を取りだして、スカートが土につかないように何回か折って、準備完了。
作業を開始するが、制服が汚れないように気を遣いながらだとやっぱり作業しにくい。腰を少し浮かせながら雑草を抜く作業は普通にきつく、ジャージの大切さを心に刻んだ。
しばらく作業してると、花壇のすぐ横の教室の電気がついてるのに気づいた。
いつからいるんだろう。結構気まずいが花壇を動かせる訳もないので、さらに身を小さくしながら作業する。
いつも使ってない空き教室だと思っていたから、誰か使うこともあるんだなと思いながらちらっと中の様子を伺うと、午前中に見た顔とバチバチに目が合った。さらさらの黒髪に逞しい体の美青年。
「あ、ギュビンのクラスの＿＿＿＿」
背の高い子、と思い出したその時。
私はこの日一番の不幸に見舞われることになる。
弟のクラスメイトと目があったその瞬間、辺りをものすごい突風が襲ったのだ。
校舎裏の木々の葉を巻き上げたその風は、私の短く折ったスカートも簡単に浮かせた。
「うわ！？」
すぐに状況を理解しスカートの前部分を抑えるが、調子に乗った風が今度は後ろ部分を思い切りまくりあげる。
最悪すぎる。弟の同級生に何を見せつけているんだろうか。痴女もいいところだ。
半泣きでスカートを押えしゃがみこみ立ち上がれない。通報されてもおかしくない。怪奇！校舎裏で下級生に下着を見せつける女！というタイトルの号外スクープが頭を過り、顔すらあげれなくなった。今彼はどんな反応をしているのだろうか。世界一気まずい経験をさせてしまい申し訳がない。
Aは 目の前が 真っ暗に なった！
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ronri - すごく読みやすくてこの作品めちゃくちゃお気に入りです、次の更新楽しみにしてます！ (5月19日 13時) (
レス) @page20 id: bd73064382 (このIDを非表示/違反報告)
しもあさ(プロフ) - サラダ油さん» コメントありがとうございます！思いついたままの書きなぐり小説ですが楽しんでいただけて嬉しいです(*^^*)更新頑張ります！ (2023年4月5日 19時) (レス) id: 694814ed96 (このIDを非表示/違反報告)
サラダ油(プロフ) - 最後誰と結ばれるのか凄く気になります！学パロ大好きなので嬉しいです！更新待ってます(*´`*) (2023年4月5日 13時) (レス) id: 5ecae127c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しもあさ | 作成日時：2023年4月4日 0時
