チート少女は夢を見る (ページ33)

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就寝時間ページ33

で、そんなこんなですぐに寝る時間。

そう言えばしばらく依子さんを見ていないなと思えば、もう既に寝ていたらしい。

お年寄りは夜も朝も早いもんね。

「おねえちゃん！ねる時間だよ！

はやくねないとお化けがきちゃうんだって！」

「ちがうよ、おばけじゃなくて鬼だよ！」

「ほえー、怖いねー」

おどけて怖がるふりをすると、子供達はキャッキャと喜んでくれた。可愛い。

アッやめて茂くん髪の毛は………！！

それにしても、こんな小さいのに鬼を知ってるとは…教育が行き届いていらっしゃる。

まあ、早く寝ないとと言っているあたりからもったいないお化けとかそういう類いなのかな。知らないけど。

でも、こういう扱いをしていたから炭治郎は漫画とかアニメの一話目で三郎じいさんに「鬼なんていないよ」って言ったのかな？

だってこんな扱いされてたら、15歳くらいになったらそんなのいないって思っちゃうだろうしねぇ。

なんなら皆早く寝るようになっちゃって言わなくなって忘れてたのかも。

竈門家は皆いい子ですから！(ドヤ顔)

なんで私がドヤ顔してるのかは置いといて。

隊服と羽織を脱いできちんと綺麗にたたみ、禰豆子ちゃんの寝巻きを一着借りて着替えた。

同い年のせいだろうか、サイズはあまり変わらなくて、無事に着ることが出来た。

今私ヒロインの寝巻き着てる！！！ねえすごくない！？()

そこからいそいそと客人用の布団に潜り込むと、隣にはくすくすと布団の中で笑う花子ちゃん。

「おねえちゃん！いっしょにねよ！」

「いいよ！！！！！！」

可愛すぎて鼻血出るかと思ったよね、うん。