おはぎで風柱を思い出す私は悪くない ページ28
「ねえねえ、お姉ちゃん。お姉ちゃんはお名前なんていうの?」
「んっとね、京Aだよ。後ね〜、同い年だからAでいいよ」
「みなこA?」
「み や こ!リピートアフターミー!」
「りぴーとあふたーみー………?」
「あ、繰り返してってこと。はい、せーの!」
「みやこ!京Aちゃん!」
「ふぐぅっっっ!」
「?」
推しに名前呼んでもらえるとか天国?天国だよね?ああ私一回天国いったけどここより天国ではなかった、つまりここが天国(錯乱)
まあ天国の文字がゲシュタルト崩壊してきたので天国論はここまで。元々異論を認めるつもりもないけどさ。
「あんこと米はあるから、もう作っていいよ」
「「「はーい!」」」
竹雄くん、私、禰豆子ちゃんがあんこと米を握っておはぎを作るところは、多分端から見たら中々シュール。まあただ推しと一緒にスイーツ作れるからよし。
「竹雄くん……だっけ?」
「うん、おれ竹雄」
ううぅ可愛い……←お巡りさんコイツです
炭治郎とそっくりなのに、泣きぼくろのついたその瞳は警戒するようにこちらを見ていた。
うーむ、仲良くしたい……そしてあわよくば竈門家に入り浸りたい!こらそこ図々しいとか言うな、私はガラスのハートなんだぞ!(大嘘)
「おばあちゃん、べたべたする!」
「我慢しなさい、美味しいおはぎ食べるんでしょう?」
「はーい!」
依子さんの嗜めるような言葉に返ってくる、元気のよいお返事×3。私?勿論入ってますとも。
いや、私と禰豆子ちゃんと竹雄くんしか返事する人がここにはいないのに私がしなかったらひとり誰だよ。幽霊かな?怖えよ。
段々と積み上げられていく、やや小振りのちょこんとしたあんこのおはぎ。不格好でもはや四角に近いもの、比較的うまく出来たのでまあるくなっているもの。その中でも、依子さんが作ったおはぎは一際丸くてこぢんまりとしていた。
え?語彙力がないって?
仕方ないだろ、私は今推し一家を眺めているせいでIQと語彙力が3なんだ。言葉なんかに構ってる暇はねぇ()
というわけで、夕飯への準備は着々と進んだ。
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マザーグース(プロフ) - 同クラの人さん» ありがとう!!!!!更新頑張るね!!! (2021年3月11日 17時) (レス) id: 446891bd7a (このIDを非表示/違反報告)
同クラの人 - 面白かったよ!さすがマザーグース〜 次の更新待ってます! (2021年3月11日 16時) (レス) id: 40851a8a24 (このIDを非表示/違反報告)
マザーグース(プロフ) - 花落霞胡氷さん» 言わんさ!ありがとう!! (2020年11月29日 18時) (レス) id: 446891bd7a (このIDを非表示/違反報告)
花落霞胡氷(プロフ) - 今読んだ…遅いとか言わないでね! (2020年11月29日 16時) (レス) id: 88d0b528a8 (このIDを非表示/違反報告)
マザーグース(プロフ) - 同クラの人さん» ありがとう!更新意欲が上がります! (2020年9月28日 13時) (レス) id: 446891bd7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マザーグース | 作者ホームページ:
作成日時:2020年8月4日 16時