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浅村「朝ごはんありがとう」
「こちらこそ!オフなのに朝から送って貰って ..」
浅村「また 、連絡するわ」
「はい!ありがとうございました!」
走り去って行く浅村さんの車に
大きく手を振った
昨日は幸せな夜だった
初めて浅村さんと そういう関係になって
今もドキドキしている
「疲れた〜」
家に帰ると 玄関に男物の靴があった
「 .. ぇ」
私の家に男物の靴なんてなかった
え 、泥棒? 怖い ...
しょうがない
玄関に置いてあった花瓶を持って
静かにリビングへ向かう
気付かれないように
そっとドアを開けて ...... は?
「何で居るの」
金子侑「ごめん、合鍵まだ持ってたから」
「ありえない」
金子侑「連絡も無しに来て勝手に上がってたことは謝るごめん」
「それもそうだけど」
金子侑「 ... 」
「私のこと ずっと騙してたでしょ。その上、勝手に連絡取れなくなって 挙げ句の果てには 別れよう って。」
金子侑「ごめん」
「そんなことより今更何の用?」
金子侑「謝りに来た。あの時のこと」
「何なの」
金子侑「野球選手を内緒にしてたのは不安にさせたくなかったから。野球選手って言うと遊んでるイメージあるやろ?遠征でほとんど会えないし」
「 ... 」
金子侑「急に別れるって言ったことは本当にごめん。
あの時は野球が上手くいかなくて2軍に落とされて、コーチとかにずっと怒られてた。
それで、自分が嫌になって全部辞めたくなって、Aにもそういう形で言うことになってしまって ..」
「バカ」
金子侑「ごめん」
「私ずっと待ってたんだよ?いつか戻って来るかなって信じて待ってたのに」
金子侑「俺も本当はずっと好きだった」
そう言って 私を抱き締める
懐かしい ...
私 この抱擁が大好きだった
金子侑「今日だけ 許して ..」
そして
彼は 私にそっとキスをして
ゆっくり ソファに押し倒される
ダメダメ
私には好きな人が居るの ..
そう自分に言い聞かせても
体は正直で
そのまま されるがままに
身を任せた
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作者名:かぐや姫 | 作成日時:2018年7月16日 22時