5 ページ5
.
浅村さんが迎えに来るまで
あと 1時間
なのに まだ服選びに悩んでいる
球場だから あんまり可愛い服は浮くかな?
でも浅村さんに会うし 可愛くしたい
鏡の前で悩むこと 30分
やっと 決まった
ラインで 下に着いた と来たので
急いでマンションの下に降りる
「あ、浅村さんっ」
浅村「あ、おはよ」
「おはようございます」
サングラスをして 運転席に座っている浅村さんは
いつも以上に かっこよくて
もう ドキドキが止まらない
浅村「あの 、服 .. 可愛い」
「えっ、嬉しいです ..」
浅村「よし、行こうか」
「はい!わざわざお迎え来てくださってありがとうございます」
浅村「帰りも送るから」
「 .. いいんですか?」
浅村「うん、逆に送らせて」
「ありがとうございます」
意外にも 私の家から 30分くらいで着いた
「はあドキドキする ..」
浅村「大丈夫大丈夫 、みんな優しいから(笑)」
浅村さんの影に隠れながら
着いて行く
『えっ、浅村さん 彼女っすか?』
『浅村が彼女連れてまーす』
浅村「いや、違うから(笑)」
『アサにも春が来たか』
浅村「いや、だから違いますって(笑)」
色んな選手と話してる浅村さん
だけど 全然誰だか分からなくて
ちゃんと調べてくればよかったと後悔する
『教えてくださいよ!誰なんですか』
浅村「んー 、飲み友達みたいな ね?」
「はい そんな感じです(笑)」
『いやいやいや!』
これは 背番号で覚えよう
この方は 10番 .. さっきの方は 1番
58番 、55番 、27番 、5番 ... って
ダメだ 全然覚えられない
ただ ずっと私と浅村さんの仲を疑ってるのは
10番 の トモヤさん ってのは分かった
『 .. はよございます』
入って来た選手の声に
なぜか私も自然と振り向いてしまう
えっ ... ?
何で 、ここに 居るの ?
森「侑司さん!浅村さんが彼女連れて来たんすよ!」
『ふーん』
森「興味なしかー」
浅村「だから違うって(笑)」
興味無さそうに どこかに行った人
金子侑司 。
あれは 紛れもなく
私の元カレだ 。
.
127人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:かぐや姫 | 作成日時:2018年7月16日 22時