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Aside
お母さんからの手紙。
ママに話して出ていかなくていいよって
言ってくれた。言ってくれたんだけど、、、
やっぱりそういうわけにはいかなくて、、、
いつの間にか眠っていたみたいで身体を起こして
静かにこの家から出た。
走って走って全然知らない道をひたすら
走って、、だいぶ遠くまで来たところで
少し苦しくなってきて公園のベンチに座った。
落ち着いたらまた走ろう。そう思ってたのに。
だいちゃんが車から勢いよくおりてきて
走って私の元まで来た。
遠くから見えたみたい。
大貴「A！！よかった。無事で、、、」
よかったって、、、言ってくれて
涙が出そうになった。
いつでも私の1番の味方でいてくれる。
だいすきな人。でも、、、ごめんね。
帰れないよ、、、
大貴「帰ろう！！な？
ほら、帰るぞ！！」
だいちゃんは強引に私の腕を引いた。
でも私は、、、帰るわけにはいかないから
抵抗して興奮気味に大きい声で言ってしまった。
A「帰る訳にはいかないの！！
もうほっといてよ！！
いいから、もうほっといて！！」
だいちゃんはびっくりしてたよね。
こんな言い方したことなんて無いもん、、、
でも、、、帰れない、、、
本当は帰りたい。でもダメなの。
幸せになったらダメなんだよ。だいちゃん。
みんなにも会いたいけどもう会えないよ。
ごめんなさい、、、本当に、、、
A「離して！！私はもう帰らない！！
もう嫌なの！！帰りたくないの！！
ごほ、、、、ごほっ、、、、ひゅー、、、」
だいちゃんに言いたくない言葉を
言えば言うほど苦しくなって咳が止まらなくなった。
それから私は意識を飛ばした。
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作者名：桜音 | 作成日時：2024年2月21日 2時
