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大貴side
山田が出てってすぐまた戻ってきて
それも勢いよく扉開けてきたから
びっくりした笑
大貴「うわ！急に何？笑」
涼介「Aが、、、、、」
え？Aがって言った？
山田の焦った顔を見てやばいと思って
走ってリビングへおりた。
そしたら高木に抱かれたAは
パニックになって自分の腕を
ものすごい力で噛んでいた。
でもなんでか、少し冷静な自分がいて
すぐに噛んでいる隙間に指を入れて口を開けさせた。
噛んでいた腕を外すと、高木からAを
受け取ってちゃんと抱き上げて強く強く抱きしめた。
大貴「大丈夫。大丈夫。
A怒ってごめんな、、、
少し落ち着こうか。」
俺が怒ったから。
俺が、、、怒ったからパニックになった、、
あの時怒らずにちゃんと話してたら、、、
ごめん、、本当に、、、、だいすきなのに、、、
苦しめてごめん、、、
心配だったから、、、なんて言い訳、
許されないよな、、、
本当にごめんな、、、、、
俺は強く抱きしめて落ち着かせるのに必死で。
噛むことを止めさせる時とは違って
冷静さなんかなくて。
ただただごめんって言いながら背中をさすって、、、
大貴「ごめん、、、ごめんな、、、」
メンバーもただただ俺たちを
黙って見てるだけで。
誰かが何か言うわけでもなかった。
少しずつAも落ち着いてきた。
さっきまで暴れながら大泣きしてたAは
落ち着いてくると俺を拒絶することもなく
俺のことを求めてくれて
俺の服をいつもみたいにぎゅっと握ってくれた。
それでもまだ謝る俺にAはやっと
言葉を伝えてくれた。
大貴「ごめんな、、、」
A「Aも、、、ごめん、、、なさい、、、ぐす、、
ごめんなさい、、、、
だいちゃん、、、、お願い、、、、
ぐす、、、嫌いに、、嫌いにならないで、、、ぐす」
大貴「嫌いになんてなるわけない！！
だいすきで、、、だいすきで、、、
まだ免疫力も低くくて
すぐに栄養失調になっちゃうから
食事だけはちゃんとしてほしかっただけ。
怒鳴ったりしてごめんな、、、、」
A「嫌い、、嫌いじゃない、、、、？」
大貴「だいすきだよ。」
A「うわーーん！！泣」
嫌われたと思ったみたいで
ちゃんとだいすきだよって伝えたら
安心したのかまた声を上げて泣き始めた。
きっとものすごく怖かったよね。
怖がらせてごめん。本当に。
俺は強く抱きしめた。
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作者名：桜音 | 作成日時：2024年2月21日 2時
