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大貴side
朝ごはん食べてる途中で
Aが先に食べ終わって
食器をシンクに持っていったと思ったら
俺の膝の上に登ってきたの。
可愛いなーって思ってたの。
でもね、なんか不安そうで
きっと本人はバレないようにしてんだろうけど
静かに泣くからさ。
わかってないようなフリして
背中をトントンってたまにすれば
また少しだけ安心したのか涙は止まった。
俺も食べ終わって食器をシンクに
持っていこうとしたら高木が
持って行ってくれて俺はAを抱いたまま
ソファに座った。
大貴「ん、、、？」
なんか、、、A、いつもより熱くない？
気のせいかな？
大貴「ごめん、知念、体温計取って？」
知念「え？体温計？
ちょっと待って、、、、、はい、これ」
大貴「ありがとう。A？ちょっとさ
お熱測ろっか、、、ね？」
A「やぁ、、、、熱ないもん、、、」
大貴「でもさちょっと熱いよ？痛くないし、ね？
測るだけだからさ。」
俺は少し強引にAの服の中に
体温計を入れて脇に挟むと
ぎゅっと抱きしめた。
A「やぁだぁ、、、、うぅ、、、ぐす、、、」
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ
大貴「ほらほら、もうおしまい。ね？
ん？37.8、、、、熱出てるね。」
A「熱ないもん、、、」
大貴「うんうん、ないね。そうだね。笑」
雄也「熱あんの？ちょっと待って」
高木はすぐに毛布を持ってきてくれた。
雄也「これ、被せてやって？」
大貴「お、ありがとう！！
寒そうだから助かった。」
知念「ぐずぐずちゃんだね笑」
大貴「熱、上がるだろうからね。笑
A？頭痛いとか気持ち悪いことない？大丈夫？」
A「ないもん、、、大丈夫だもん、、、、」
大貴「うそ。なくないね？笑
頭痛すぎて気持ち悪い？」
A「ん、、、、、ぐす、、、、」
大貴「ほら、泣かないよ？
泣いたら余計しんどくなるから。」
涼介「まだ診察は無理だね。笑」
大貴「絶対無理笑」
山田とアイコンタクトを取って
寝てから診察しようと。
山田は知念に耳打ちして
点滴をお願いしたみたい。
Aは免疫が人より低いからね。
熱なんて出したらそう簡単には下がらないからね。
にしても、薮くんといのちゃん以外休みでよかった。
みんな動いてくれてる。
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作者名：桜音 | 作成日時：2024年2月21日 2時
