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Aside
光「A、ほうれん草も食べなさい。」
ほら、ママでしょ？笑
でもね、いっつも誰かが言ってくれるの。
雄也「ほら、ひとつでいいから食べな？」
全部じゃなくてひとつでいいよって、、
優しいの。でもね、この会話好きなの。
本当の家族みたいで。
ほら、今も私がほうれん草食べるのに
時間かかってたら横から箸が伸びてきて
"この小さいのでいいから食べな？"って
だいちゃんが言って食べさせてくれる。
無理させずにいてくれる。
居心地が良すぎて、、不安、、
こんな会話が増える度に私は不安になる。
今日は久々に朝ごはんにだいちゃんがいる。
不安になって怖くなって
だいちゃんの服をいつの間にかぎゅって握ってた。
大貴「ん？どうした？
俺、横にいるよ？どこにも行かないよ？」
だいちゃん、そうじゃないんだよ。
いつかみんなと離れる時が来る気がして。
怖いんだよ。
言えないけど。私にとってこの家族は
私が初めて信頼出来る家族だから。
手離したくない。
家族としてだいすきだから。
だいちゃんにはちょっと違うけど、、、
離れたくないのは同じだもん。
A「うん、、なんでもない！」
そう言って残りのご飯を食べ終えて
ご馳走様して、自分の食器をシンクに持っていった。
光「A、つけるだけでいいよ？
あとで洗うから置いといてね？」
A「うん！！ママありがとう」
食べ終わって不安になったから
黙ってだいちゃんの膝の上に
向かい合うように登った。
大貴「ふふふ笑どうしたー？」
だいちゃんはまだ食べてるのに
そんなのお構いなしに登っちゃって、、、
それなのに笑って心配してる。
食べながら左手で背中をたまに
トントンとしてくれて、、、
また居心地が良くて、、、。
だいちゃんの胸に顔を埋めて
バレないように静かに涙を流した。
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作者名：桜音 | 作成日時：2024年2月21日 2時
