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「in. twins」
『………。』
目の前がまぶしい。
光に眩みながらも目を開ける。
窓からは薄暗い太陽の光。
…それと同時にどたどたという音。
何事……？
ぼんやりした頭でのそのそ起き上がる。
鏡があったので、寝ぐせがないか確認する。
手で少し髪を梳かしてから服を整えて襖を開けた。
「「うえーい！！」」
開けた瞬間、黒い着物を着た女の子2人が
廊下を爆走しているのが見えた。
……瞬時に襖を閉めて、考え直す。
いやぁ、いくらここに人が出入りするからって、
子供がそろって廊下を爆走するなんて……ねぇ……。
もう一度襖を開けた。
「こいつ女だぜ！」
「うしし！久しぶりに見たな！」
『…はぁ………。』
子供相手に思わず敬語を使ってしまう。
え、なにこれ錯覚、ええ……？
しかも、御揃いの着物だし、
口悪いけどリボンしてるから女の子だし……。
…………え？
「お前、なんでここいんだ？」
「家壊されたか？年は？何才…わッ、」
「お前らなァ………。」
低い声は新門さんだ。
2人の首元を掴むと、
双子さんは悪びれる様子もなく、
「「若ァ！！」」
といった。
朝から元気なことで……。
あはは、と苦笑いをすると、
新門さんは、
「……こいつらはヒカゲとヒナタだ。」
「「よろしくな！！」」
「……うるせェ…。」
『…あ、宜しく……。』
親睦(?)を深めると、
新門さんはヒカゲちゃんとヒナタちゃんを離した。
そして、こういった。
「……名前は？」
『あ、紅影 Aです。昨夜は本当に…ありがとうございました。』
改めてお礼をする。
新門さんは少し目を逸らしてから、
「……弔いで壊しちまった。修復すりゃァ元通りになる。
………一週間ぐらいだな。治るまでここにいて構わねぇ…。」
『！ ……ありがとうございます。』
「なぁ若。A此処に居んのか？」
「…家が治るまではな。」
「いえーい！遊ぼうぜ！！」
『わっ！』
2人に手を掴まれ連行される。
日中は2人と遊び倒してた。子供凄い……。
続く (更新停止中)
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作者名：チームあみ(あずき♪）�� | 作成日時：2020年10月11日 20時
