ヒーローたちと。【ひろプリ反応・短編集】

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ただでさえ茹で上がったように熱かった顔に、また一気に熱が集まる。


こんなこと言う子だったっけ？てかそういうことできる年齢だっけ？というよりも犯罪…いやスカイランドではもう既に大人の年齢ってやつなのか？……沸騰した頭で悶々と考えるうちに、先程まで手首を掴んでいた彼の手が頬に触れる。
今度は何をされるんだ、と少し身構える。



さっきから彼の行動一つ一つに惑わされてばかりで、普段とは立場が逆なのもあって調子が狂う。



『…………ほんとに、手出しますよ…？』



「……いいって言ったら本当に手を出すの…？」




『んな゛っ…………』




またいつもの調子に戻ってきた彼をやっぱり可愛いなどと思いながらも、さっき目にした男らしさに早まった鼓動は未だ落ち着かない。

未だ固まったままの彼に声をかける





「ツバサくん……？」




『もう……言ったこと後悔しないでくださいね』





私の顔に集まる熱よりも熱くなった彼の手に力が入るのを感じた。





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