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正 門の言葉が気になってしょうがなくて、鳴り止まない佐 野くんの電話に出れずにいた。
追っかけ？私の？…合コンはそのためにきてたとか？
アイツも気になって、頭が晴れなくて深いため息が出る。
『はぁぁぁ』
「なんや、ため息ついて幸せ逃げるで」
『逃げないし、自分で掴みとったるわ』
「それはAらしいな笑」
『…今日もお客こなくてやって行けてるの、この店。』
「今はネットの時代やで」
『その顔腹立つ。』
友だちの小 島の古着屋でバイト中。
「…Aさ」
『んー？』
「まっさんと別れたってほんまなん？」
『え、ほんとだけど』
「3年？4年も付き合ってたのに？」
『浮気されたからって言ったじゃん』
「それほんまなん？」
『………でも、私が思えば浮気なの。』
「A」
『小 島、そんな事よりあんたはどうなんだよ〜』
私はシンガーソングライターだった。
結構インディーズでは有名な方でずっとソロで音楽活動をしていた。
正 門とは5年前に対バンで仲良くなって、同い年、共通の趣味と、自然と付き合っていった。
小 島も誠 也も良 規の仲間で、私も友だちになっていった。
音楽活動をしていた私が転機を迎えたのは2年前のことだった。
『え、メジャーデビュー？』
「はい、考えていただきたくて、」
『あ、お、お願いします！』
すぐ返事をしてトントン拍子に話が進んでいったデビューは、実感がわかなかった。
「やったな！おめでとう！」
『ありがとう！私、頑張るね、次は良 規たちだよ！』
「絶対デビューするから、おめでとう〜！」
私はとにかくがんばってがんばってがんばった。
少しだけどテレビに出させてもらったり、用意された綺麗な衣装をきて、用意されたツアーと番組、用意された音楽。
だけど忙しくなればなるほど、音楽が出来なくなっていった。
『ただいまって今日もいないか。』
良 規とはすれ違いの日々、同棲生活も無駄になっていた。
『なにこれ』
寝室のゴミ箱を片付けた時、使用済のゴムがあった。
「あれ、いたんや！ただいま〜」
『……今日どこ行ってたの』
「え？練習やけど、あとバイト。」
『そっか、お風呂入るね、』
聞くのが怖くて、何も聞けなかった。
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みみ(プロフ) - ぽこぴーさん» コメントありがとうございます！消してしまったすみません(；_；)どこかで短編集で出そうと思います！ちょっと内容変わっちゃうかもですが、絶対出します！ありがとうございます！！ (8月18日 20時) (
レス) id: b4f8d29230 (このIDを非表示/違反報告)
ぽこぴー(プロフ) - お話途中のものいくつか読ませてもらったんですが、全部続きが気になりすぎます、、！！ぜひ書いていただきたいです♡ (8月5日 16時) (レス) id: 2a3fd4e7ff (このIDを非表示/違反報告)
みみ(プロフ) - ぽやさん» コメントありがとうございます…！とても嬉しいです（泣）ありがとうございます、更新がんばります（泣） (2023年4月17日 1時) (レス) id: b4f8d29230 (このIDを非表示/違反報告)
ぽや - 初コメント失礼します！小島くんのお話が何がとは言いませんが刺さって抜けられません…（）更新楽しみにしてます！更新頑張ってください！ (2023年4月16日 20時) (レス) id: abd48ed021 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みみ | 作成日時：2022年12月12日 23時
