愛され短編集10[YouTuber]

♪そろそろ決めて？(水溜りボンド) ページ25

(すん。さんリクエスト)


〜Aside〜

キッチンで朝ごはんを作ってると、後ろから気配がした。



ト「A〜。」


『あ、トミー。おはよ。』


ト「ん。おはよ。」



私はちゃっかり水溜まりハウスに住んでます。

カンタと同い年ですよ。



ト「今日の朝ごはん何？」


『目玉焼き焼いた。』


ト「美味そ。」


『席ついててよ。』


ト「やだぁ。」



ちょっと寝ぼけてるよね、この人。

滑舌回ってないもん。



でもこういう会話って夫婦みたいでちょっと緊張したりする。



ト「ん〜……。」


『えっ、何してんの！？』


ト「さみぃ。」


『いやもう4月…。』



なんかずっとキッチンにいるなぁ、と思ってたら後ろから抱きつかれてしまった。

これは……いろんな意味で作業がしにくい。



『あのー、とみながs「あーーーーーーー!!!!!」うるさぁ…。』



トミーに呼びかけようとしたら入口から叫び声が。


いやこれ絶対、


カ「ちょっと何してんの!!!!!」


『カンタ、落ち着いてくれ。』



カンタですよね。

うん、知ってたよ。



カ「なんで抱きついてんの？え？出来てんの？」


『出来てないから。トミーが寝ぼけてるだけだから。』


ト「俺寝ぼけてねぇし。」


『……へ？』



さっきよりも確実に良くなった滑舌。

寝ぼけてないって、どういうこと？



ト「俺の意思で抱きついてんの。相変わらず鈍感。」


『は、鈍感じゃないんですけど。』


ト「じゃあ俺とカンタがお前のこと好きって知ってる？」


『……え、』


カ「いやなんで俺の気持ちまで暴露されてんの…間違ってないけどさ。」


『え、え？』



何？何この状況。


エイプリルフール…は午前中だけだし。

え、ガチなの？



ト「俺らマジだからね？」


カ「俺もAのこと好きだよ。」



カンタはそう言ってふわっと笑った。

ぐっ、かっこかわいい……最強かよ。




そんなことを1人で考えていると、後ろから抱きしめてくる力が強くなった。


ト「俺も、好きだから。」



ただただかっこいい。
ウザイくらいかっこいい。



カ「ねぇ、そろそろ決めてくれてもいいでしょ？」


ト「Aの気持ち、教えて？」


『えっ、と、』



私、どうしたら______________

*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――
久々の取り合いでした〜w

すん。さん、リクエストありがとうございました！



良かったら一番右のお星様、押してください
…I˙꒳˙)

それでは！

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