シンデレラガール*５

．３ ページ14

．





『…ふぅ』






ロケが終わり、雑誌の撮影も終わり




今日のお仕事は無事終了！






紫耀「…A？」






スタジオの廊下を１人で歩いていると




後ろから聞こえる声






『え…紫耀くん？』






振り返ると、そこには紫耀くんが立っていた




目が会った瞬間、ものすごい勢いで来る紫耀くん






紫耀「Aもここで撮影してたんだ！」




『うん、偶然だね！』




紫耀「だね〜！…あれ、何か顔赤くない？」




『…へ？そうかな？』






危ない危ない……




紫耀くんは結構鋭いから、早く立ち去らないと




…心配させちゃう






『じゃあ、またね！』




紫耀「っ待って」






くるっと後ろを向いて行こうとすると




パッと掴まれる腕






紫耀「え…」






そのままもう片方の手がおでこに触れる






紫耀「熱いじゃん、熱あるの？！」






…気付かれてしまった






『熱はわかんない…』




紫耀「 “は” って何、他どっか調子悪いの？」




『…朝から咳がちょっと』






そう言うと、“はぁー” とため息をつく紫耀くん

．４→←．２

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す