シンデレラガール*４

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しばらくそうしていると




後ろから “あの〜…” と小さな声が聞こえる




振り向くと、顔を赤くした岸くんが立っていた






優太「いや、邪魔してごめん！ガチで！…でも、トイレ…借りていっすか？」




『あ、うん！どうぞ！廊下出て、左側にあります！』




優太「ありがとうございます！じゃ、続きどうぞ！」






…いや、“続きどうぞ！” って何だよ(笑)




Aを見ると、まだ顔は赤いままで




パタパタと手で仰いでいる




は〜、可愛いな






紫耀「じゃ、盛り付けしよっか」




『っうん！』






お皿にパパッと盛り付けて




岸くんも戻って来た所で




ソファに座っている奴らを呼びに行く






『ご飯できたよ〜』




海人「え、待って今、めっちゃキュン！ってきた！」




廉「分かる俺も。やばいなこれ」




勇太「うん、いい」




優太「…」(胸を手で抑える)






“ご飯できたよ” だけで




ここまでキュンキュンしないで欲しいんだけど…




当の本人は不思議そうに首を傾げてる




…だから、その表情すらも可愛いんだって






紫耀「…はぁ」

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