シンデレラガール*４

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紫耀「A、本当に料理が好きなんだね」




『うん！そうだよ〜』




紫耀「ずっと楽しそうだもん、ルンルンしちゃって」




『え？ルンルンしてる…？』




紫耀「してるよ〜無意識？(笑)」




『へ？いや…』




紫耀「だって、顔がずっとゆるゆるだよ？」




『あ、それは…』






急に手が止まって、俯くA




どうしたのかな、と顔を覗き込むと




少しだけ赤く染まったAと目が合う




え？何で？！






『紫耀くんと、久し振りに一緒に作るから…』




紫耀「…へ？」




『だから…嬉しくて、だと思う』






…え、何それ何それ何それ




“料理が楽しいから” じゃなくて




“俺と一緒に作ってるから”




あんな可愛い顔してたわけ？？




そんなん…ズル過ぎるでしょ






『え〜そんなにゆるゆるだったかな？恥ずかしい…』






そう言って両手で顔を覆ってしまったA




…え、抱き締めていいっすか




いや、無理だ






『…紫耀くん？』




紫耀「今、手使ってるから」






抱き締められない代わりに




Aの肩に顔を埋める

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