Memorial.+ﾟⅱ (ページ30)

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何か……外で会う平野さん

すごく不思議な感じ……

紫耀「てか “ 藤の間 ” って結構離れてるよ、何処まで歩いてたの(笑)」

『えぇ！そうなんですね…何か、気付いたら迷っちゃってました』

紫耀「ふはっAちゃんって意外と方向音痴？」

『うぅ、そんな事ないと思うんですけど…平野さん、よく来るんですか？』

紫耀「んー…前はよく来てたけど、最近はあんまりかな。半年振りぐらい」

『そうなんですね！私も半年振りなんです！』

紫耀「あ………うわ！やっべ、忘れてた…」

『？どうかしたんですか？』

紫耀「っいや…何でもない…はい、着きました」

いつの間にか、さっき案内されたお部屋と

同じデザインのドアの前に立っていた

『わ…本当にありがとうございます！！』

紫耀「いえいえ、ご飯楽しんで」

『平野さんもっ』

紫耀「はーい。またね」

『また！』

ヒラヒラと手を振って歩いて行く平野さん

とっても助かったぁ……

平野さんが居なかったら私

ずっと迷ってたかもしれない

『戻りました…』