Memorial.+ﾟⅱ (ページ20)

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『うわぁ……』

紫耀「うっひょーっ気持ちいいー！」

『海なんて、何年ぶりだろ…』

紫耀「まじ？俺、海とか山とか、何かそーゆー自然めっちゃ好きなんだよね」

『分かります！実家の近くに山みたいな森みたいなのあるんですけど、子どもの頃しょっちゅう遊びに行ってましたもん！』

紫耀「そうなの？俺も昔めっちゃ虫取り行ってた！」

『行ってました行ってました！…もう今は、触れなくなっちゃったんですけど』

紫耀「分かる〜！俺も今は全然無理。絶対触りたくない」

『ふふっ同じくです』

紫耀「意外とゴキブリとかサッと倒しそうなのに」

『あ、家でたまに出る虫さんたちは…おばあちゃんの知恵で、しょうがなく戦いますね』

紫耀「ふはっ “戦う” って(笑)」

『あの子たち素早いんですよ？もう集中しないと出来ないです。それは』

紫耀「うん。何か想像出来る」

マスクを外してうーん！と、伸びをする平野さん

紫耀「ここ、誰も居ないっしょ」

『はい。平日だからですかね？』

紫耀「実はめっちゃ穴場だったりして」

『え、そうなんですか？』