Memorial.+ﾟⅱ (ページ1)

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side 紫耀

……まぁ、来ないわな

Aちゃんと連絡先を交換してから

数日が経つけど、特に何かある訳でもない

俺から送る事もないし…

紫耀「…」

彼氏……居るんだよなぁ

そりゃそうか、あんなに良い子なんだから

あの後、少しだけ彼氏さんの話聞いたけど

年上で、優しくて、良い人なんだって

めちゃくちゃ笑顔で言うんだもん〜

…ま！俺も仕事に集中しとけって事だな

Aちゃんが笑ってられるなら、それでいっか

海人「あっ今日日曜日か！通りで人多いんだ」

廉「ほんま、人ばっかやん」

都内を走るマネージャーの車の中

後部座席に俺と海人、海人の後ろに廉が座る

……集合体恐怖症だから、見てられん

紫耀「ん…？」

ちょうど赤信号で止まったすぐ横の店から

見覚えのある子が出てくる

え…Aちゃん？！

まさかの偶然！と思っていると

後から出てきた男の人と手を繋いで行くAちゃん

…あぁ、あの人が彼氏さんか

いかにも爽やか〜って感じだ

でもあの人、どっかで見た事あるような……