愛のすべて (ページ30)

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３０．ページ30

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ジンと玄樹は元気に “はい！” と答える

おい…玄樹は彼女いるだろうが

紫耀「…」

“『平野くんは、周りをよく見てて気配り上手だなぁ…って、こっちが気を遣わないでも良いように優しくできるの、簡単なようで難しいから…すごいと思うんだ』”

“『 “モテるっ” て言うのは、きっと２人が見た目以上に中身も素敵だから、そんな優しいところに惹かれるんじゃないかなぁ…』”

……そんな事、初めて言われた

俺に告白してくれる女の子達は

俺のどこを好きなったのか全然分からなかったし

“カッコイイ” とか、“優しい” はよく聞くけど…

玄樹「て事は、髙橋先生は “この人！って思える人” に出会えたんですか〜？」

『ふふっそれはどうでしょう？？』

勇太「髙橋ちゃん、意外と大人な事言うじゃん！」

『え？ “意外と” は余計だよ…あと私は、れっきとした大人です！』

紫耀「ふはっ」

勇太「…紫耀？」

玄樹「おぉ、こんな笑ってる紫耀珍しい〜」

紫耀「いや…ふっ」

あー……ヤバい、これは

………完全にハマったかもしれない