愛のすべて (ページ28)

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紫耀「…もう、この話やめません？何か…いたたまれないんですけど」

『ふふっ…あ、ごめんなさい』

勇太「髙橋ちゃんはどう思います！？」

『え？』

勇太「この紫耀のモテ具合と、女の子に対する冷めた態度！…髙橋ちゃん、俺らと一番年近いですもん！なので参考にっ」

『えっ……うーん？そうだなぁ…』

ったく……先生テンパっちゃってんじゃん

『それは……見た目だけじゃなくて、中身も魅力的だからじゃないかな？』

……え？

『…佐藤先生も平野くんも、内面の部分がとっても素敵だなって思うの。佐藤先生は初日からずっと優しくて、困ったり悩んだりしてたらすぐに気付いて声を掛けてくれるし…平野くんは、周りをよく見てて気配り上手だなぁ…って、こっちが気を遣わないでも良いように優しくできるの、簡単なようで難しいから…すごいと思うんだ』

紫耀「…」

『 “モテるっ” て言うのは、きっと２人が見た目以上に中身も素敵だから、そんな優しいところに惹かれるんじゃないかなぁ…だから、そこが２人の良さだし…神宮寺くんも』

勇太「えっ？」