初心LOVE.｡◦Ⅱ (ページ21)

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＃６８ページ21

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ナレ「《昔あるところに、それはそれはとても可愛い娘が居りました。その子の肌は雪のように白く、頬は血のように赤く、髪は黒炭のように黒い……その名は “白雪姫” 》」

カーテンが開いて白雪姫が現れると

客席から歓声が上がる

高橋「《鏡よ鏡、世界で１番美しいのはだぁれ？》」

『《まぁ、継母様が…？狩人さん、どうもありがとう》』

『《あら？小さくて可愛らしいお家！》』

『《７つあるということは、子どもが７人いるのね》』

『《ふわぁ…何だか眠たくなってきたわ。少し休ませてもらいましょう》』

体育館のステージで立ってるだけやのに

まるで、本物の白雪姫みたいな…

そこだけ別空間みたいやねんけど

あぁ〜、あかん…大橋さんしか目がいかへん

長尾「《そんなぁ…白雪姫が死んじゃった…うわ〜ん！！！》」

…いよいよ、俺の出番や

道枝「《どうかしたのですか？…っ！何て美しい姫だろう》」

『《……》』