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2人でベッドに入り、手を繋いだ。
「…ごめんね、りょうのこと覚えてなくて」
『しょうがないよ。…でも少しつらかった』
「え?」
『あの雨の日さ、俺のこと知ってる?って聞いたら知らないって言われてさ。この仕事してたら俺が元気でやってること伝えられると思ってたから。…まさか記憶喪失になってたと思わなかったけど。』
「ごめん…」
『Aは悪くないじゃん。それに、これから新しい思い出作ればいいの。』
「うん、そうだね。…よかったら今度思い出話聞かせて?」
『うん。いっぱいあるから覚悟してね』
顔を見なくてもわかる。嬉しそうにそう言うりょう。
思わず私も笑顔になる。
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作者名:asaka | 作成日時:2020年7月14日 18時