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最後の紙袋。紙袋には箱が入っていて、その中は財布が入っていた。
黒くシンプルで、花のアクセントの。
「え…なんで…」
『んー、多くお金を渡したのは身の回りのもの全部買ってほしかったからなんだけど、多分Aは買わないと思ったから。』
「なんでわかったの…?」
『なんとなく、そんな感じした。最初は悪態ついてたけど、そのあと謙虚になったからAはそういう人なんだろうなって』
りょうのやさしさにただ驚き、そして、涙が出てきた。
私が泣いちゃったからりょうは狼狽えて。
『え、嫌だった?ごめん…』
「違うのっ…久しぶりで…優しくされたの…ありがとう…」
『うん…』
少し照れたような表情のりょう。私まで照れくさくなる。
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作者名:asaka | 作成日時:2020年7月14日 18時