東卍男子の反応が知りたい。

独占欲【三ツ谷隆誕生日記念】* ページ31

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「嫉妬されてみた」にちょっとヤンデレが入った感じ。

一日遅れだけどハッピーバースデー三ツ谷くん!

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幼なじみの三ツ谷隆は、優しくてかっこ良くて頼りになる私の自慢の彼氏である。


私が我儘を言ったり何かやらかしたりしても、大抵は「仕方ねぇな」って笑って許してくれる。隆が本気で怒った顔なんて殆ど見たことがないと言ってもいいくらいだ。



………でもそれは、"彼が嫉妬した時"を除いての話。




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隆の家に着いた瞬間、肩を掴まれながら玄関近くの壁に体を押し付けられる。ぎり、と強い力で掴まれた肩が痛くて思わず顔を顰めた。



『た…かし、いきなり何……っ!?』

「…………」



無言で私を見つめてくる彼の顔は怒りで歪んでいて、機嫌が悪いのは明らかだった。こちらを射貫くような冷たい目に背筋がぞくっとする。



「お前……今日他の男と二人きりで教室に居ただろ」

『え、何のこと……』

「は、誤魔化すんじゃねぇよ」



……もしかして、クラスの渡辺くんと委員会の仕事について二人で話し合っていた時のことだろうか。まさか隆に見られていたなんて。



『違っ、あれは委員会について喋ってただけで、!』

「でも俺以外の奴と喋っただろ?」



___Aは俺のなのに____



耳元で低い声で囁かれる。ぺろりと舌舐めずりして、彼は私の柔らかく無防備な耳朶をがぶりと噛んだ。



『っ!?いっ………!』



彼は容赦なく私の耳に歯を突き立てる。まるで自分ものだと印を付けるように。跡を残すように、何度も何度も。痛みに視界が歪み、ぼろぼろと涙が溢れ出た。



私が他の男と喋るだけで幾度も豹変する彼。


これは異常だと、狂った愛だと分かってる。


頭では理解してるはずなのに、この愛から抜け出すことができない。だって隆は私にとって一番大切な人で、一番愛している人だから。



私はこの歪んだ愛を拒むこともせず、只縋り付くだけ。




『わ…たしには隆だけ、だから…!』




泣きながら彼を見ると、貼り付けたような笑顔。




「俺にもAしかいないよ」




"愛してる"



好きな人からの愛の言葉はこんなにも重く残酷で。苦しめて縛り付けて私を離さないの。




「絶対に離さない、お前だけは」

『……好きだよ、隆』

「俺も、」





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堕ちて行くのなら、二人で。



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重ッッッ!!ヤンデレ低めにしようと思ってたのに…


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