推しに迫られたときの対処法。【冨岡義勇】

拾陀 ページ17

珍しく少し彼がオロオロしている


｢すまない、うつしたくなかったんだが。その、あまりにそそられて……すまない｣



2度も謝り本当に申し訳なさそうにしている彼
少し可愛いな、なんて思った私をなぐりたい




『も、もういいですよ……わたしも久々にお会いしてこういうコトしたいなって思っちゃってましたし』

｢お前………そういうところだぞ｣

『え？……んっ、むぐっ………ふぁ…』




後頭部を支えられ舌がねじ込まれる

静かな部屋に私たちの水音だけがいやらしく響いて頭がクラクラする


こんなキス知らない……恥ずかしい……もうやだ死にそう……



だんだん息も苦しくなって彼の厚い胸板をトントンと叩く


｢………はっ、はぁ……｣


富岡さんと私をむすぶ糸がプツ、と切れる



｢苦しかったか？思ったより歯止めが効かなくなって……｣


下を向いているAの頭を撫でながらその表情を覗き込むと真っ赤にして涙目のまま震えていた


…………かわいすぎる、もう一度したい


そんな欲が溢れてきてまた襲ってしまいそうだったが富岡は頭を左右にブンブン振り回して邪険をふりはらった



｢……大丈夫か？｣

『大丈夫なわけないじゃないですかっ！！あんな……あんなキス………知らなかったし……』




クスンと泣く彼女にやりすぎたと反省する




『で、でも……気持ち、良かったです』

｢｣



こんなことを言われてまだ我慢出来る人間は世界に何人いるだろうか？

もちろん彼は迷わずもう一度唇を奪ったとかなんとか




＿＿

コロナで暇だなぁと携帯見てたらそういえば占ツクあるじゃないすか！てことで見てたら創作意欲が湧きまして。しかも私完結してないじゃん！と思い続けてみました。

学校始まったらまた書けないだろな……(受験生)

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