今日からアイドルのお世話をします！【雪】

俺たちアイドルだよ？ ページ7

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次にやってきたのはやたらと派手な髪色の小柄な青年と、




「今日からよろしくピーマンでありまーす！」



テンション高いそんな彼とうってかわり落ち着いた雰囲気の青年。




「今日からよろしくお願いします。阿部亮平といいます」

「あ、そだ！ 俺っちは佐久間大介でーす！」

「阿部さんに佐久間さんですね。こちらこそよろしくお願いします」




タイプの違う二人だけど話してる様子はとても仲が良さそう。


深澤さん達にもした説明をもう一度して、部屋にも案内した。



引越し業者さんが来るまでまだ少し時間があるそうなので、リビングで休憩しようと冷たいお茶を出そうとキッチンへ。


するとパタパタとスリッパを鳴らして背後に気配を漂わせたのは佐久間さん。




「ねえねえ佐久間ね、お茶苦くて飲めないの！」

「そうなんですか。じゃあ、オレンジジュースならありますけど？」

「それくーださい！」

「はい！」




にっこり笑顔の佐久間さんは頭のてっぺんで丁髷を作ってて、彼が笑う度にその丁髷がピコピコ揺れている。


ふふふ、可愛いな。





「あ、佐久間持つよ！」

「ありがとう」

「へへ、どういたしまして」




弟がいたらこんな感じかな？とか想像してみた。



ソファに腰掛けてキョロキョロ落ち着きない阿部さんにお茶を出してる佐久間さん。


お盆をテーブルに置いて阿部さんの隣に座ると「あべちゃん、オレンジジュースもらったわ！」と嬉しそうに報告していた。



「佐久間良かったね。先に康二やふっかは生活してるんですよね？」

「はい。二日前に来てますよ！でも二人ともお忙しいんですね、まだ殆ど荷物の整理ができてないようで」



目線を庭に繋がる大きな窓にやれば、釣られるように二人も其方へ視線を向けた。


幾つか積み上げられたままのダンボール。


彼らが居ない間に運ばれてきた荷物たちなんだけど、勝手に触るわけにはいかないので此処に運んでもらって保管している状態。






「あーはは、まあ俺たち不規則な仕事なので」

「……芸能事務所にお勤めなんですよね？ マネージャーさんとかですか？」


だとしたらタレントさんと共に動き回るんだろうし忙しいだろうな。

でも９人もマネージャーばかり集まるか？





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