【ヒロアカ】【刀剣乱舞】轟焦凍の幼馴染で審神者な彼が雄英に来たってよ【男主】 (ページ7)

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Episode.02 ページ7

「個性把握テストォ!?」

クラス全員…否、正確には違うが、殆ど全員が驚いたような声をあげた。
まぁ、そりゃそうだ。
他のどの学校のヒーロー科でも、行事にすら参加しないなんてないだろうからな。

「お前達も中学の頃からやっているだろう?」

淡々と話す彼の話を聞き流しながす。
そんなことよりも、俺は…
ずっと向けられている鋭い視線の方が気になっていた。

それを向けているのは…轟焦凍、俺の幼馴染だった。

幼馴染、そう、生まれる前からずっと一緒だった存在。
家が隣で、親同士の仲が良かった。よくある話だ。
だった…というのは、俺が審神者になる際詳しい事情も説明できず姿を晦(くら)ますことになってしまったから。

『(……雄英だったのか。否…実力を考えれば、不思議でも何でもないが)』

死ぬほど心配をかけただろうし、突然現れた俺に聞きたいことが沢山あるのだろう。
当たり前だ。
俺だって、焦凍が突然姿を晦ましたら同じ感じになる。

それに、焦凍の家は特殊…っつーか、親がちょっとな、あれだったから…俺を心の支えにしてくれていたのを判っていた。
その上で、姿を消してしまったんだ..謝らなきゃいけない。

「よし…八種目トータル成績が最下位の者は見込み無しと判断し、除籍処分としよう。」

そんな事を考えていれば、いつの間にか話が進んでいた様でクラスメイトとなる生徒たちの叫び声が耳に入る。
成程ね、そんなことも出来る訳か。
先生も自由ってのは、色々と厄介な…じゃない。

どうせ俺はもう審神者だからヒーローなんてどうでも良いし、護衛なんだから除籍云々は関係ない。

それよりも、焦凍だ。
嗚呼…なんて言って謝ろう…。