【ヒロアカ】【刀剣乱舞】轟焦凍の幼馴染で審神者な彼が雄英に来たってよ【男主】 (ページ13)

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Episode.06 ページ13

「格好から入るってのも、大切なことだぜ少年少女!」

コスチュームに着替えた全員がグラウンドβに集合する。
焦凍は…あからさまに”赤”を覆っているコスチュームで、まだ関係が改善されていないことを知った。
否…雰囲気も変わっていなかったから薄々判ってはいたが。

ちなみに俺は、覡(かんなぎ)の衣装をコスチュームにしていた。
動きやすく、破れにくい素材で作られているが、所謂巫女装束というもの。

俺は女では無い為、水袴に似たようなデザインになってはいるが。
審神者服だな。

『(…記憶がなかったから、とんでもないものだったらどうしようかと思ったが)』

どうやら、心配はいらなかったようだ。

それにしても…さっきから妙に視線があるな。
何故俺を見ているんだ……？
疑問に思い、首を傾げていれば焦凍は呆れたような目で俺を見て、

「…お前はそろそろ、自分の顔の良さを自覚した方が良い。」

と言った。
否、そりゃあそれなりに自覚はあるけど…焦凍も同じ様なもんだろ。

俺だけ妙に目立ちすぎていないか…？
なんて、どうでもいいことを考えていれば、

「君等にはこれからヴィラン組とヒーロー組に別れて、2対2の屋内戦を行ってもらう。」

オールマイトの説明が始まっていた。
俺、思考に意識もってかれて説明聞いてないこと多いな…気を付けよ。

その後、状況説明が入った。
まぁ要するに、
・ヒーローになったら時間内に核回収orヴィランの捕縛
・ヴィランになったら制限時間まで核を守るorヒーローの捕縛
ということだ。

『(…対戦相手はくじ、ねぇ。此のクラスは奇数だったと思うが…否。俺は護衛だからな、別枠だろうか)』

皆が次々とくじを引いていく。
すると、何の奇運(きうん)か偶然か。

見事に俺があまりになった。

『…オールマイト先生。この星マークがついた紙を引いたのですが』

「ああ、それは私と一対一で戦える運のいいカードだ！A少年が引いたのか」

どうせそんなことだろうなとは思っていた。
返ってきた返事に了解です。と頷いてみせる。

周囲が…焦凍を含めた全員が驚いたような気配がした。
まぁ、オールマイトと一対一を普通に受けるなんておかしな話か。
平和の象徴、現ヒーローのトップ。負け確みたいなもんだしな。