第２話 ページ4
そして、学院。
僕は教室・・・ではなく、前『knights』のダンス練習をしていた防音レッスン室に来ていた。
今は、放課後。
今日が活動日なら、きっと三人はここにいる。
『・・・久しぶり』
がちゃ、とドアを開ける。
此方をみて目を見開く三人と、知らない赤髪が視界に入った。
立ち上がる嵐。
腕を広げると、嵐は僕に抱き着いてきた。
頭を撫でる。・・・久しぶりだ。
泉くんと凛月ともハグをする。三人は、涙を流していた。
『・・・目、覚めたよ。生きてるよ〜、僕は』
困りながらも微笑みを浮かべると、三人は頷いた。
赤髪の子がめっちゃ焦ってる()
そして僕に誰、と目で言っている。。。
『・・・この子は？』
泉「末っ子」
『・・・へぇ』
歩み寄る。
わずかに体を反らした末っ子君に、僕はにこっと微笑んだ。
『初めまして〜、『knights』のサポートメンバーで、そこの嵐の双子の兄』
＿＿鳴上Aと申します。
『knights』騎士らしく優雅に見えるように、スッと礼をする。
赤髪の子は、私は朱桜司と申します。
と礼を仕返してくれた。
『・・・あ、そうだ泉くん』
まだわずかに、切なそうな顔をしていた泉くんを振り返る。
ぎゅっと抱き寄せ、囁くように告げる。
『彼。＿＿＿そろそろ、帰ってくるよ』
誰、とは言わなくてもわかるはずだ。
我らが『knights』の王、レオくんである。
目を見開くような気配。
そっと頭を撫でて、続けて言った。
もう、大丈夫。一人で・・・ううん。三人で、無理させちゃったね・・・ごめん。
肩に、温かい温度。 再び泣き出してしまった泉くんに、僕は微笑んだ。
『・・・さて、取り敢えず・・・今の力量、測らせてくれる？』
泉くんを離すときに静かにハンカチを差し出し、仕切り直すように声を明るくした。
プロデュース、久しぶりだなぁ・・・。
今の『knights』は、どうなっているんだろう。
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音琥(プロフ) - 。＃vll さん» ありがとうございます！更新頑張りますね！！ (2019年11月29日 6時) (
レス) id: f69eff60c0 (このIDを非表示/違反報告)
。＃vll - 音琥さん» お兄ちゃんシリーズ大好きです！いつも楽しく読ませて頂いてます！ (2019年11月29日 1時) (レス) id: 01ebef5845 (このIDを非表示/違反報告)
音琥(プロフ) - たまこさん» それは良かったです笑笑 更新がんばりますねー！ (2019年11月26日 6時) (レス) id: f69eff60c0 (このIDを非表示/違反報告)
たまこ - 嵐ちゃんと嵐ちゃんのお兄さんが一緒に仲良く帰ってるとこ想像したらめっちゃニヤけたッス。更新頑張れ！！(｀・∀・´) (2019年11月25日 21時) (レス) id: 9d757602b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音琥＠逆先夏目
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/jjijwihief/
作成日時：2019年11月18日 7時
