第16話 ページ20
ステージを眺めながら、レオくんの言葉を思い出した。
レオ「気にくわないんだったら、おれを『knights』から脱退させたっていい」
・・・やっぱり、彼は『knights』に戻ってくる気はないようだ。
繋ぎとめて見せる。
決意したのはいいが、もはや今の僕にできることは何もない。
彼に・・・『knights』の光に、託すしかないのだ。
歓声。
遂に始まった第一戦。
『どっちが勝つか・・・』
おそらく、泉くん達。
そんなことは判っているだろうなずなくん達。
彼らは、長引かせて相手の曲を極力減らすのが役割だ。
今、用意されている『knights』の曲は限りがある。
だけど、レオくんがついてる僕達は、正直幾らでも曲を用意できる。
勿論その場で作られているし練習する暇もないが・・・そのときは、僕が作詞と、音程を合わせるところまでやってみせる。
彼らは、即興で繋げないほど素人ではない。
『本気で・・・殺す気で、かかってるんだよ』
こっちも。
レオくんの良からぬ思考を応援する形になってしまうが。
そんな彼を止めるのは、僕の役目じゃない。
正直、鳥肌が立つほどの戦いだ。
他のユニットのメンバーは、少なからず興味がない人も居るようだ。
でもさ、『knights』を放っておくと、寝首を掻かかれるよ・・・?
まぁ今日、『knights』が存続したらの話だけど。
『凛月は、気づいた』
参謀である彼は、相手の『王さま』司くんに、何かを話しかけている。
内容は容易に想像できた。
今、気づいたか。
ちょっと、不味いかもね・・・。
凛月が本気になった。
そして、司くんの意思も固まっただろう。
そろそろ、最初の決着がつくだろう。
『僕は、どっちを応援してるんだか』
呟いたら、レオくんに頭を撫でられた。
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音琥(プロフ) - 。#vll さん» ありがとうございます!更新頑張りますね!! (2019年11月29日 6時) (レス) id: f69eff60c0 (このIDを非表示/違反報告)
。#vll - 音琥さん» お兄ちゃんシリーズ大好きです!いつも楽しく読ませて頂いてます! (2019年11月29日 1時) (レス) id: 01ebef5845 (このIDを非表示/違反報告)
音琥(プロフ) - たまこさん» それは良かったです笑笑 更新がんばりますねー! (2019年11月26日 6時) (レス) id: f69eff60c0 (このIDを非表示/違反報告)
たまこ - 嵐ちゃんと嵐ちゃんのお兄さんが一緒に仲良く帰ってるとこ想像したらめっちゃニヤけたッス。更新頑張れ!!(`・∀・´) (2019年11月25日 21時) (レス) id: 9d757602b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:音琥@逆先夏目 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/jjijwihief/
作成日時:2019年11月18日 7時