第5話 ページ9
膝丸side
本丸へと帰還したとたんもの凄いスピードで主の元へと走った。
重傷のAを手入れ部屋に運ぼうとしたとき、兄者と偶然すれ違った。
兄者はそんな俺を見て
髭切「そんなに急いでどうしたんだい?えーっと・・・弟丸」
と言った。
兄者がまた俺の名前を・・・じゃない!!
今はとにかくAが優先だ。
「兄者!!Aが、重傷で・・・!!!!」
焦って兄者に叫んでしまう。
兄者は 「A!!?」と驚いてから俺が抱えていたAの存在に気付いたのか、僕は主に知らせてくるよ、といつになく真剣な顔で言い走って行った。
俺も急いで手入れ部屋に向かう。
A・・・あのとき口にしていたのは破壊するときの・・・。
クソッッ!!!
絶対、折らせないからな、A・・・!!
葛葉「破壊寸前って!?しかも刀剣女士・・・!?」
スッパーンと小気味いい音を立てて主が手入れ部屋にツッコんできた。
俺は抱えていたAを下ろし、本体を傷つけないようにそーっと抜く。
Aが二刀流だったことにも驚いたようだ。
まぁ確かに、A以外には二刀流の刀剣男士(女士)も居ないのだから当然だとも思う。
刀剣女士は亜種として少なからずいるようだが。
葛葉「あとで色々聞かせて貰うからね!!」
とかなり怒った様子で俺にそういった主は、即刻手入れを開始した。
破壊寸前の重傷だったためか、完全に治すのには五時間も掛かるらしい。
俺も何故一人で出陣していたのか、等色々なことも相まってかなり腹が立っていた。
葛葉「ああ・・・長すぎる、手伝い札を使おう!!」
その時間の長さに顔を歪めた主は、手伝い札なるものを持ってきてすぐに手入れを完了させた。
俺は急いで障子を開ける。
傷が無くなりすっかり綺麗になったAは、すーすーと寝息を立てていた。
「良かった・・・!」
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雪女 - 更新楽しみにしています(●︎´▽︎`●︎) (2022年1月20日 20時) (レス) id: ed2686deb5 (このIDを非表示/違反報告)
咲希(プロフ) - 続き待ってますね (2020年11月8日 0時) (レス) id: 7bb7249cec (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - いえいえそんな、大丈夫です。更新楽しみに待ってますね! (2019年11月16日 11時) (レス) id: 265a916812 (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - 続きが気になる(切実 (2019年11月15日 23時) (レス) id: 265a916812 (このIDを非表示/違反報告)
くろさん(プロフ) - 早く続きが読みたい!更新頑張ってください^^ (2019年10月16日 16時) (レス) id: 900fcfc576 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:音琥 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/jjijwihief/
作成日時:2019年9月10日 18時