episode.01 ページ2
今日は入学式だ。
かの有名なナイトレイブンカレッジ…魔法士養成学校の入学式に、俺は参加していた。
何故か？
それは勿論、新入生だからだ。
然し、俺は”なんでこんなことになってしまったんだ……!!”という気持ちでいっぱいだった。
…時は、二日前に遡る。
＿＿＿二日前＿＿＿＿
俺は、家族と共に家に居た。
母、父、双子の兄と俺の四人だ。
その日は、兄がNRCに通うことになったらしくお祝いムードであった。
だから俺も、祝いとして兄貴が好きな深藍色のピアスをプレゼントしたのだ。
そのままパーティーをし、夜。
解散して、それぞれ部屋に戻ろうとリビングに背を向けた時。
「痛っっっった!!!」
と、大きな声が聞こえた。
慌てて振り返ると、足を抱え倒れこむ兄貴。
駆け寄り、どうしたのか聞くと曰く、「タンスの角に小指ぶつけた……」らしい。
それは痛い。
が、あんなに大声をあげるほどだろうか？
俺が疑問に思っていると、母さんが
「そんな!どうしましょう……!!明後日が入学式だというのに………」
と言いうなだれた。
いや普通に行けよ。小指ぶつけただけだろ？？？
なんだその大けがして入学できなくなったみたいなテンションは。
おかしいだろ。
…心の中で盛大にツッコんでいると、今度は父さんが
「ああ……どうすれば!! せめて……せめて誰か代わりに行ってくれる人が居たら!!!」
と言いうなだれた。
いやだから普通に行けよ。小指ぶつけたらそりゃあ痛いだろうけど入学に問題ないだろ？
え？これ俺がおかしいの？？？
混乱し、呆然としていると倒れこんでいた兄貴に手を握られる。
「頼む……A!!俺の代わりに、どうか…NRCに、…」
何故か途切れ途切れに声をだし、かよ、…って……くれ…といいガクッと効果音がつきそうな感じで体の力を抜き、目を閉じた。
両親が兄貴の名前を呼び、よよ…と泣き真似を始める。
えぇ………。
割と結構引いていると、母さんが急に「何をしているのA！」と声をかけてきた。
「早く入学式の準備をしなさい。………もう、あなたのお兄ちゃんは…」
言いずらそうに目を反らし、そういった母さん。
え？？？
いや生きてるだろ。
死んでないよね？小指ぶつけただけなんでしょ？？
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ロア - こいつらが、喧嘩したら、どうなんのかなｗ見てみたいわーｗｗｗ (2022年12月4日 13時) (
レス) id: f71c6b27b8 (このIDを非表示/違反報告)
ロア - 面白いですね!!!!!!!!!!!頑張ってください。！！これからの展開が気になりますね!!! (2022年12月4日 10時) (レス) @page34 id: f71c6b27b8 (このIDを非表示/違反報告)
鸛(コウノトリ) - この小説ギャグの神様と神作者様が降臨してる.......！！！ (2021年12月21日 22時) (レス) @page34 id: b918a201eb (このIDを非表示/違反報告)
火星 - 面白かったですwww ひさしぶりにあんなに笑いました。 続きと楽しみに待っております。【皆さんｈは狸鍋か狸汁どっちが好きですか？】 (2021年11月13日 18時) (レス) id: 37fa50b5c3 (このIDを非表示/違反報告)
ひよりたん(プロフ) - 何か見覚えのある会話と思ったら学校で親友とこんな感じでふざけてるんだった(笑) (2021年8月8日 18時) (レス) id: 5b72c3e53e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音琥
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/jjijwihief/
作成日時：2021年6月6日 16時
