ただの幼なじみだから。 (ページ4)

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学校についてから同じクラスだからそのまま二人で教室に向かって歩いた。

教室に着いた途端にクラスの女子がドンヒョクに話しかける。モテるもんね。

私が自分の席について授業の準備をすると最近隣の席に変わったジェノくんが話しかけてきてくれた。

「おはよ、A 。
今日もドンヒョクと来たんだね？」

『うん、そうなんだよね。』

目線をドンヒョクに向けるとドンヒョクは女子と楽しそうに話してた。

いいなぁ。

私もあんな感じで話しかけれたらいいのに。

なんだか、他の女の子と話しているドンヒョクを見ると胸がモヤモヤして苦しくなってジェノくんに目線を戻した。

「不器用すぎるんだよね、2人ともさあ。」

『え、不器用って何が？』

「自分の気持ちに気づいた時にわかると思うよ。」

ジェノくんは目を細めて笑ってそう言うと別の友達に呼ばれて行ってしまった。

自分の気持ちに、気づいた時って言われても。

この今の変な気持ちを表に出したら友達としてもいれなくなる気がして怖くなるから。

ずっと蓋をしておきたいんだよね。

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