38-番外編 ページ40
ーーー番外編
〈彼女2〉
希美子(モブの女子高生) side
その女の子は膝から血を流して泣いていました。
行き行く人達はその子を見ても通り過ぎていきます。
しかし私も声を掛けられずにいます。
少し気恥ずかしいのです。
しかし、彼女は一切の迷いもなくその子に近づいて声を掛けました。
「どうしたの？何で泣いてるのかなぁ？」
女の子「グスッ。ママとはぐれちゃった。お膝も痛いー！！」
女の子はどうやらお母さんと逸れて、怪我をした様です。
すると彼女は、
「よし！お姉ちゃんがお母さんを見つけてあげる！」
女の子「ホントに！！？」
女の子は彼女がお母さんを探すと言うと、嬉しそうに笑いました。
「その前に怪我してるから手当してあげるね。」
そう言って彼女は肩に掛けていた白い鞄の中のポーチから絆創膏を取り出しました。
ずっと鞄に入れたままで保管している私とは比べ物にならない女子力の高さです。
「よし！これで大丈夫！！」
女の子「ありがとう！お姉ちゃん！！」
「どういたしまして！！さて、お母さんは。」
彼女は女の子を抱き上げてお母さんを探し始めました。
「お母さんを見つけたら、呼んでね。」
女の子「あっ！！お母さんだ！！お母さーん！！！」
どうやら女の子はお母さんを見つけた様です。
女の子のお母さんは彼女に頭を下げて感謝していました。
女の子「バイバイ！お姉ちゃん！ありがと！！！」
「バイバーイ！」
女の子の感謝に対して嬉しそうに返す彼女は太陽の光を浴びてもっと綺麗でした。
悟 「オイ！A！こわなトコにいたのかよ！」
「あっ！悟！ごめんね！」
彼女のことをAと、呼んだ彼もまた彼女に引けを取らないほどのイケメンでした。
彼女と同じ銀髪に、空色の瞳と長い手足で身長は190センチは超えていると思います。
親しそうにしているので私は2人は恋人なのだと考えました。
2人は腕を絡まして歩き出しました。
その姿は本当にお似合いで、2人を見た人々は振り返ってヒソヒソ話しています。
それは、カッコイイや可愛い、お似合い過ぎなど私が先程まで考えていた事と変わりありません。
しかし彼女を見ていると羨ましくなりました。
同じ女の子として圧倒的な程の美人を見て敗北感に浸る同時に私は綺麗になる決意をしました。
それはもう1年も前の出来事です。
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神楽(プロフ) - なるさん» 本当に申し訳ないです。一応全て直せたと思いますが、まだ間違っていたら教えて下さい！！ (2021年3月25日 12時) (
レス) id: 8551a9d3b2 (このIDを非表示/違反報告)
なる(プロフ) - 神楽さん» 硝子ちゃんの硝の字が少し違います(TT)石が口になってますね(TT) (2021年3月25日 7時) (レス) id: a6dc8360d1 (このIDを非表示/違反報告)
神楽(プロフ) - なるさん» すみません！！硝子さんの漢字どこが間違えてるのか教えて貰えますか？？ (2021年3月25日 0時) (レス) id: 9f0e10cecb (このIDを非表示/違反報告)
なる(プロフ) - 硝子ちゃんの漢字間違ってますよ(TT) (2021年3月24日 12時) (レス) id: 69fdacac6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神楽 | 作成日時：2021年1月4日 2時
