30 ページ32
甚爾side
今俺の目の前で闘っているAに一瞬見惚れた。
あんな細くて、力を加えれば折れそうなこいつの体のどこにあんな力があるんだろうか。
こいつは五条家の何百年ぶりの六眼と無下限術式を合わせ持つ天才。
そして、それに加えて、先祖でもほんの一握りしか持っていなかった幻の術式。
思想呪法。
何でも最初の使い手が歴史上最も恐れる最恐呪詛師だったらしく詳細が全くと言っていい程ない。
そして、その術式を持った者は大抵
成人する前に
死んでいる。
無下限術式を使わずに実兄である五条悟と同等の力を持ち、五条家を支えている。
生まれた瞬間から世界に影響を与えているこいつ。
背負うものは異端者でありながらも御三家の1人だった俺でも想像できない。
「この辺は祓えたかなー?」
甚爾「まぁ、大丈夫じゃねぇの?」
俺はほんの数体祓う間に倍かそれより多くの呪霊を祓いやがった。
甚爾「だが、1番デカいのがいねぇなぁ。」
初めに感じたあの冷気の正体がわかっていない。
「まぁ、取り敢えず出てくるやつは祓って最後でもいいから見つかればいいよ。」
甚爾「そうだな。」
その後も祓っていくが出てこない。
甚爾「妙だな。」
雑魚呪霊が倒しても倒しても出てくる。
「これじゃあ、キリがない!、、、、!!!!」
甚爾「ん?何か気づいたのか?」
「あのね!この間の任務で一体の強い呪霊が全ての呪霊の主導権を持ってて、その一体を倒さないと死ななかった件があるの!!だから!、、、!!!」
Aから話を聞いている最中に地面から氷の柱が出てきた。
俺もAも避けて次の出方を待つ。
すると辺りが霧で包まれたように見えづらくなる。
呪霊「あら?氷柱でしっかりと突き刺したと思ったのに、残念ね〜。」
見えづらくなったところがから出てきたのは昔の花魁の様な格好をした女の呪霊。
肌が氷の様に透けていて歩くたびにカシャっ、カシャっと音がなる。
甚爾「お前、特級だな?」
呪霊「ええ、そうよ。」
「貴方がここの支配者、ってことね。」
呪霊「支配者っていうよりかは主導者よ。それより、貴方達凄く綺麗ね!私のコレクションにしてあげる!!」
甚爾「コレクション?」
呪霊「私は気に入った綺麗な人間を氷漬けにして保管し、コレクションとして私の側に置くの!貴方達は特に綺麗!!!!」
119人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
神楽(プロフ) - なるさん» 本当に申し訳ないです。一応全て直せたと思いますが、まだ間違っていたら教えて下さい!! (2021年3月25日 12時) (レス) id: 8551a9d3b2 (このIDを非表示/違反報告)
なる(プロフ) - 神楽さん» 硝子ちゃんの硝の字が少し違います(TT)石が口になってますね(TT) (2021年3月25日 7時) (レス) id: a6dc8360d1 (このIDを非表示/違反報告)
神楽(プロフ) - なるさん» すみません!!硝子さんの漢字どこが間違えてるのか教えて貰えますか?? (2021年3月25日 0時) (レス) id: 9f0e10cecb (このIDを非表示/違反報告)
なる(プロフ) - 硝子ちゃんの漢字間違ってますよ(TT) (2021年3月24日 12時) (レス) id: 69fdacac6b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:神楽 | 作成日時:2021年1月4日 2時