62 ページ16
「痛てぇ！ちょ、おい！」
「ユリオってほっんと硬いんだね〜」
私達は今広間にいる
ユリオのストレッチをしながらケータイでヴィクトルの滑りを見ている…という感じだ
ユリオは硬いのでリリアから教えて貰った柔らかくなるがめっちゃ痛いストレッチをやらせている
でもそろそろほんとに死にそうなので一旦休憩
「まじで死ぬかと思った…」
「死なないよ大丈夫安心して！」
ちゃんと手加減はするからとえっへんと胸をはると信用出来ないと言われた
「てゆーかなんで今さらヴィクトルの滑り見なきゃならねぇんだよ」
不服そうな顔をして私を見る
「ジャンプをね
確認だよ確認」
ヴィクトルを見習えだのなんだの言うとユリオがやる気を失いかねないので確認と言っておく
それでも納得いかないのかブツブツなんか言っている
「この辺！この辺のジャンプ見て！」
私の記憶の通りだと1番見せたいジャンプがそろそろだ
私とユリオは軽いストレッチをしながらケータイを見た
『4回転サルコウ！綺麗に決まりました！』
アナウンサーの声が聞こえユリオを見る
「どお？何か掴めた？」
「はぁ？知らねぇよ」
趣旨知らねぇしとそっぽを向くユリオ
「ヴィクトルとユリオとの違いを見つけるんだよ」
「いやヴィクトルの真似する訳じゃねぇんだから」
意味なくね的な視線が私にぴょんぴょん飛んでくる
あれ？
言ってなかったっけ？
「いやするんだよヴィクトルの真似」
「はぁ？！なんでいきなり！」
「あははごめん言ってなかったっぽいね
ユリオのジャンプはまだ未完成なんだよ
だからヴィクトルのジャンプの真似して完成させよう！
そうじゃないとグランプリファイナル優勝はきびぃね」
「…ッチ」
私の言葉に舌打ちしつつケータイを巻き戻して再度見始めるユリオ
ユリオってなんだかんだ指示に従うよね
私はそんなユリオ好きだぞ！
こんな心の声が届くはずもなく夢中でケータイの画面を見ている
そんなユリオの姿に微笑みが出た
「あ、分かった！膝の曲げ方か！」
そう言ってメモをとっていくユリオ
「おい！A！終わったぞ！」
「おーお疲れ様〜」
そう言ってメモを受け取り中を見ると
入り方
高さ
着地
膝←曲げ
こう雑に書いてある
「うんOK」
高さは本当に微妙だったのでよくわかったなという感じだが膝の曲げは結構な違いがあったため高さより後にきているのに多少びっくりした
「じゃあ明日からこれに沿って練習するよ！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 205人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
玲(プロフ) - Ako Daitoさん» コメントありがとうございます！この作品へのログインが出来なくなってしまい現在新しく作成した後篇でゆっくり更新させて頂いています！御手数ですが前編に戻っていただき再度後篇に飛んでいただきたいです！お手数おかけして申し訳ないです、 (2021年1月29日 21時) (
レス) id: 39e4f30e77 (このIDを非表示/違反報告)
Ako Daito(プロフ) - 続きどうなるのでしょ｡楽しみにお待ちしてます。 (2021年1月28日 20時) (レス) id: 359fbe2b40 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています！更新停止状態のままですが更新はされるのでしょうか？ (2019年9月20日 12時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
玲(プロフ) - ありがとうございます！外しました！マジ感謝です！ (2017年1月8日 2時) (レス) id: c5fd1d75d8 (このIDを非表示/違反報告)
絹巴(プロフ) - オリフラついてますよ（ ´∀｀） (2017年1月7日 10時) (携帯から) (レス) id: dd46cf3251 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：玲 | 作成日時：2017年1月7日 1時
