34 ページ35
「〇〇駅に迎えに来いと言っていた早く迎え」
「はーい」
少し怒ってしまったヤコフ
まぁ明日には忘れてるだろう
そんな淡い期待をしながら私は〇〇駅へとむかった
「リリア。お待たせ」
私は窓を開けてカッコつけてみる
そんな私に見向きもしないで反対側の助手席に乗り込むリリア
「早く発進してちょうだい」
「…はい」
後ろでユリオが笑いををこらえて写真をとっていたのは私は知らない
ったく皆酷いよなまじで
あ、ちなみにここ駐車場です
家まで送らせといて着いたらありがとうの一言もなかったよ！
絶対ヴィクトルでもお礼は言うわ！
皆ヴィクトルに負けてるよ！いいの！？
1人でこんなに考えていてもしょうがないので私は家に入っていった
「A手伝って」
キッチンを見るとリリアがこちらを見ていた
「仕方ないな〜」
そういって私はキッチンに行く
「んで？何すればいい？」
「ここの野菜全部切ってお皿に盛り付けて。そしたらドレッシングも作って…
サラダを任せるわ」
「ほーい」
私は目の前の大量の野菜を切り始める
「お待たせん」
私はそういってテーブルにサラダを置く
既にヤコフとユリオは座っていてリリアがあと少しという状態だ
「A」
そういってケータイを向けてくるユリオ
写真かな？そう思ってイエーイとポーズしておく
「ヴィクトルに送っとくわ」
「え？なんで？ちょっと？」
私は今エプロンをしているのだが家にこれ以外なかったらしくこれ…イチゴのフリフリのやつをつけている
「いやTwi〇terに載せとくわ」
「え？ちょ、まっ」
ユリオがポンと画面をタップした瞬間通知音がポンポンなり始めた
それと同時に
プルルルルと私のケータイが鳴る
画面を見ると兄貴から
…最悪。でもでないとあとあとめんどくさいし…
渋々電話に出るとスピーカーにしてしまっていたのか全てケータイから兄貴の言葉が出てしまう
「A！やっとフリフリのエプロン着てくれたな！おにぃーちゃん嬉しいぞ！保存したから！今日おっきい紙に印刷して壁に飾っとく！というか家宝にする！やっぱりA可愛いなぁ結婚し」
ブチッ
私は無言無表情で席に座る
「…その、お前って変人じゃないんだな」
「…そう…らしいな。というかあの…いややっぱりなんでもない」
「…っ…あなたが気にすることはないわ。その…なんていうか…っ…」
「やめて！気を使わないで！！お願いだから！泣きたくなるから！！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 302人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
玲(プロフ) - スミマセン！前も指摘だし頂いたのに…完全に直した気になっていました！ありがとうございます！ (2017年1月28日 16時) (
レス) id: c5fd1d75d8 (このIDを非表示/違反報告)
観葉植物(プロフ) - バレイではなくバレエですよ (2017年1月27日 20時) (レス) id: a89f498919 (このIDを非表示/違反報告)
玲(プロフ) - すみません！治りました！ご迷惑おかけしました！200人突破！ありがとうございます！！ (2017年1月3日 0時) (レス) id: c5fd1d75d8 (このIDを非表示/違反報告)
玲(プロフ) - サッピーさん！ありがとうございます！更新頑張ります！！ (2016年12月29日 10時) (レス) id: 33a03d8ecc (このIDを非表示/違反報告)
サッピー(プロフ) - 面白いです！！！！これからも更新頑張ってください！！常に待機してますのでwww (2016年12月29日 10時) (レス) id: 5a6e5d00ce (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：玲 | 作成日時：2016年12月12日 23時
