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目を開けると、目の前には薔薇を咲かせた木の庭園があり、その先には赤を基調とした華やかな西洋風のお城のような建物がたっていた。
何となく女の子が憧れそうな色合いである。
隣のカンテラには、"ハーツラビュル"と英語で書かれた、赤と黒のハートに冠が載せられたロゴの旗が波打っていた。
「 ほわぁ〜！めっちゃ豪華だ！オレ様たちの寮と全然違うんだゾ！」
「 うちの寮はまだ発展途上だから！」
立派なハーツラビュル寮にテンションが上がるグリムの言葉にユウはあはは、と苦笑いをする。
……うちのオンボロ寮と比べるとそれはそれは立派だが、改装すれば何とかなる気がする。
( ………大きさは負けず劣らずだろうし、今度クロウリーさんに相談してみよう )
そう考えながら、バラの庭園を歩き始めていると。
「 やばいやばい。急いで薔薇を赤く塗らないと 」
とある一つのバラの木に、誰かいるのが見える。
木には梯子がかけられ、地面の芝生には真っ赤なペンキが溢れていた。
「 おっと危ない。塗り残しは首が飛ぶぞ 」
何やら物騒な言葉を呟きながらせっせと薔薇を赤く着色する生徒。
何となく年上に見えるが、何故薔薇を赤く塗る必要があるのだろうか。
その様子を見ていたら、こちらに気づいたらしい。
「 君たち、何か用？」
薔薇を塗る作業を中断し、こちらに話しかけてきた。
よくみると、彼もエース、デュースと同じように目元にダイヤのペイントが施されていた。
エースが何をしてるかと聞けば、彼は薔薇を塗ってるだけだと不思議でも何でもなさそうに答える。
「 って、よく見たら君たち昨日10億マドルのシャンデリア壊して退学騒ぎ起こした新入生じゃん 」
「 オレたち卒業までずっとシャンデリアのこと言われそうだな…… 」
そう言って項垂れるエースに、更に畳みかける。
「 しかも君はその日の晩に寮長のタルトを盗んで罪の上塗りをした子だ！」
その言葉にますますエースは肩をガクッと下げる。
たった一晩で話が広まり、初対面の生徒に言われるとは。
エースの自業自得といえばそうだが、なんだか少しかわいそうにみえてくる。
「 学校中で話題のニューカマーと朝一で会えるなんてラッキ〜♪ねねね、一緒に写メ撮ろ〜よ。イェーイ！」
そう言って彼はこちらに発言を許す暇もなくスマホを出したかと思うと、急にパシャリと写真を撮ってきた。
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aya＿?(プロフ) - 設定で下にスライドした瞬間イケメンがあらわれた。 (2020年7月21日 22時) (
レス) id: 796b23147c (このIDを非表示/違反報告)
音符(プロフ) - 続編にいけない…(´；ω；｀) (2020年7月5日 22時) (レス) id: 27532e9d38 (このIDを非表示/違反報告)
朝霧。(プロフ) - ゆきなさん» コメントありがとうございます！夢主ちゃんがこれからどう魔法に対抗していくかを楽しみにしてくだされば幸いです(^^) (2020年5月19日 19時) (レス) id: ee2ffa1e97 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 強い！ (2020年5月19日 15時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
朝霧。(プロフ) - 霊夢さん» コメントありがとうございます！私もイベントプレイしてた時に夢主ちゃんに合いそうだなぁと考えてました笑 丁度執筆中なのでいつになるか分かりませんが近いうちに公開させますのでよろしくお願いします！ (2020年5月6日 15時) (レス) id: ee2ffa1e97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朝霧。 | 作成日時：2020年4月23日 21時
