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「 たかがタルトを盗み食いしただけで魔法封じされんのはおかしくね？！魔法士にとっては、手枷と足かせつけられるようなもんじゃん 」
キッチンでの出来事を話していたらエースはその時の怒りと苛立ちを思い出したらしく、愚痴るように声を荒げはじめた。
「 しかも３ホールもあるんだよ！？絶対一人で食い切れねーだろ！心が狭いにも程があるでしょ！」
腕を組みながら不機嫌そうに話すエースに、ユウはうーん……と煮え切らない反応をしていた。
確かにエースの言葉も分かるが……そもそも盗み食いしたこと自体悪いことだ。
先ほどはどっちもどっちだと思ったが、よくよく考えてみればエースが盗み食いをしなければ起こらなかった問題なのである。
『 ……何ともいえないな 』
小さく呟いたつもりが、エースには聞こえてしまっていたらしい。
「 なんだよ〜Aまでそんな煮え切らない反応して〜！」
さらに不貞腐れた顔をしたエースに、グリムがハッと思いついたように顔を上げる。
グリム曰く、そのケーキは何かのパーティ用に作られたもので、誰かの誕生日ケーキかもしれないと。
名推理すぎるんだゾ！と自画自賛するグリムを横目に、確かにその可能性もあるなと思った。
「 ……だとしたら怒るのも当然かもね 」
ユウの言葉にう、と声をつまらせたエース。
「 ……オレ、監督生とAなら絶対に寮長が横暴だって言ってくれると思ったんだけどぉ？」
そう言って私たちに視線を向けるも、
「 確かに横暴ではあるけど…… 」
『 ……盗み食いはよくないな 』
「 食べ物の恨みは恐ろしいんだゾ 」
そう立て続けに言われ、さらに言葉を詰まらせて項垂れるエースがなんだか可哀想に思ったので、
『 ……朝に謝りにいこう。きっと許してくれる 』
エースのそばに移動して何となくオレンジ色のふわふわの髪を撫でる。
思ったよりも柔らかい。
「 ……！はぁ。分かったよ、謝ればいいんでしょ……Aが提案したんだから、一緒に来いよな 」
頭を撫でられたことに驚きの表情を浮かべるも、意外にも何も言わずにされるがままのエースがそっぽを向いて小さくこう言った。
『 ……勿論 』
そう答えると、心なしか嬉しそうにエースが笑うのだった。
その後、エースがどこで寝るか少し揉めたが、結局談話室のソファで寝ることになった。
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aya＿?(プロフ) - 設定で下にスライドした瞬間イケメンがあらわれた。 (2020年7月21日 22時) (
レス) id: 796b23147c (このIDを非表示/違反報告)
音符(プロフ) - 続編にいけない…(´；ω；｀) (2020年7月5日 22時) (レス) id: 27532e9d38 (このIDを非表示/違反報告)
朝霧。(プロフ) - ゆきなさん» コメントありがとうございます！夢主ちゃんがこれからどう魔法に対抗していくかを楽しみにしてくだされば幸いです(^^) (2020年5月19日 19時) (レス) id: ee2ffa1e97 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 強い！ (2020年5月19日 15時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
朝霧。(プロフ) - 霊夢さん» コメントありがとうございます！私もイベントプレイしてた時に夢主ちゃんに合いそうだなぁと考えてました笑 丁度執筆中なのでいつになるか分かりませんが近いうちに公開させますのでよろしくお願いします！ (2020年5月6日 15時) (レス) id: ee2ffa1e97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朝霧。 | 作成日時：2020年4月23日 21時
