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( ……そういえば普通に名前で呼ばれてたな )
勝手にそう呼んだら嫌がられるかと思って敢えて名前呼びはしなかったが、よく考えてみればトラッポラ君にAと呼ばれたことを思い出す。
なら別にこちらもファミリーネームで呼ぶ必要も無い。
部隊の仲間たちにも普通に名前で呼ぶのでむしろそちらの方が有難い。
『 ……分かった。エース 』
「 おう！」
早速エースと呼ぶと嬉しそうに口角を緩めた。
………そういえば何故こんな夜中にエースが。
しかも。
『 ……その派手な首輪、どうしたんだ 』
エースの首にある黒と赤を基調としたハート型の大きな首輪を見て尋ねてみる。
「 その首輪って、オレ様が入学式であの赤毛の上級生につけられたヤツだゾ 」
エースが口を開く前に、グリムがその首輪に見覚えがあるようでそれを指差した。
( 入学式……参加していないから分からないな )
そもそもクロウリーさんが言っていたが、私は入学式が終わった後にこちらに飛ばされてきたらしいし、入学式でのグリムが暴れた事件もよく知らなかった。
にしても、つい数時間前に別れたばかりのエースがこの短時間で何の問題を起こしてしまったのだろうか。
「 オマエ、何でそんなの付けられたんだ？」
「 ……タルト食った 」
( ……え )
ぶすくれながら予想外の返答をするエースに拍子抜けしてしまう。
タルトを食べたというだけで首輪をはめられるのか。
そう思ったのは二人も同じらしく……。
「 ……え、それだけ？」
ユウが拍子抜けした顔でそう尋ねると、エースはそうだよ！それだけ！とまた不機嫌そうに眉を寄せた。
詳しい経緯を聞いてみると、私たちと別れた後、小腹が空いたので寮のキッチンに行き、冷蔵庫を開けたらタルトがホール三つ分冷やされていたそうだ。
三つもあるなら一切れくらい食べても大丈夫だろうと口にしていたら、いつの間にかいたエースの所属する寮の寮長に見つかり、罰としてこの首輪をはめられたらしい。
………これはお互いどちらが一方的に悪いとは言い切れないな。
エースが説明を終えると、グリムとユウはジトっとした目をしていた。
「 ……どっちもどっちなんだゾ 」
『 ……私も同意見だ 』
ユウは何も言わなかったものの、私たちの言葉に賛成するように頷いている。
どっちもどっち。
まさにこの言葉がはまる状況である。
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aya＿?(プロフ) - 設定で下にスライドした瞬間イケメンがあらわれた。 (2020年7月21日 22時) (
レス) id: 796b23147c (このIDを非表示/違反報告)
音符(プロフ) - 続編にいけない…(´；ω；｀) (2020年7月5日 22時) (レス) id: 27532e9d38 (このIDを非表示/違反報告)
朝霧。(プロフ) - ゆきなさん» コメントありがとうございます！夢主ちゃんがこれからどう魔法に対抗していくかを楽しみにしてくだされば幸いです(^^) (2020年5月19日 19時) (レス) id: ee2ffa1e97 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 強い！ (2020年5月19日 15時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
朝霧。(プロフ) - 霊夢さん» コメントありがとうございます！私もイベントプレイしてた時に夢主ちゃんに合いそうだなぁと考えてました笑 丁度執筆中なのでいつになるか分かりませんが近いうちに公開させますのでよろしくお願いします！ (2020年5月6日 15時) (レス) id: ee2ffa1e97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朝霧。 | 作成日時：2020年4月23日 21時
