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「 でも……… 」
やはりまだ気にしている様子のスペード君の頭を軽くデコピンしてみる。
自分より数センチ身長が高いが少し背伸びすればいけた。
「 え……あ…… 」
驚いて口をパクパクさせてこちらを見るスペード君に、
『 ……ならこれで"あいこ"だな 』
ほんの少し口角を上げて彼を見上げると、何故か勢いよく視線を逸らされた。
よくみると耳がいくらか赤く染まっている。
「 ちょっと、二人の世界に入るなってー。ま、三人ともよかったんじゃないの？」
トラッポラ君がそう言いながら私の肩に腕を回してきた。
肩に腕を回す行動は気を許した相手や親しい相手にしかしないと聞いたことがあるので、もしかしたら彼が私に警戒心を弱めてくれたのならいいだろう。
石造黒焦げ事件に、逃走中の彼の捕獲方法などで少なからず警戒していたはずだから。
「 ……あ、君がそう言うなら…ゴホン。明日から同級生だな、監督生、グリム、A 」
その間にスペード君はハッと我に返ったように咳払いをして、私たちの名前を呼ぶ。
「 改めてよろしく！」
『 ……よろしく頼む 』
ユウに続いて言うと、腕を回すのをやめて隣にいたトラッポラ君があー……と何だか落ち着かないように頭をかく。
「 改めてそういうの、ハズいからやめない？Aに至っては頭下げなくていいからさ？」
「 フッ。そうだな、これから嫌でも毎日顔を合わせるだろう。特にこいつとは同じハーツラビュル寮だし…… 」
スペード君がやれやれと頭を振ると、トラッポラ君が悪戯っ子のように目を細めて笑った。
「 毎日こんな真面目くさった顔を見なきゃいけないと思うと、やんなっちゃうね 」
「 それはこっちのセリフだ、サボり魔エース 」
それを聞いたスペード君がムッとした表情でそう返した。
「 はいはい、退学に半ベソかいてた泣き虫デュース君。んじゃ、また明日ね、監督生とA 」
『 ……お休み、また明日 』
二人が去っていく。
性格は違うが、なんだかんだいっていい凸凹コンビかもしれない。
「 なんだかんだいいコンビなんだゾ。喧嘩するほど仲がいいってやつかもしれねーな 」
私たちの足元にいるグリムも同じことを思っていたらしい。
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aya＿?(プロフ) - 設定で下にスライドした瞬間イケメンがあらわれた。 (2020年7月21日 22時) (
レス) id: 796b23147c (このIDを非表示/違反報告)
音符(プロフ) - 続編にいけない…(´；ω；｀) (2020年7月5日 22時) (レス) id: 27532e9d38 (このIDを非表示/違反報告)
朝霧。(プロフ) - ゆきなさん» コメントありがとうございます！夢主ちゃんがこれからどう魔法に対抗していくかを楽しみにしてくだされば幸いです(^^) (2020年5月19日 19時) (レス) id: ee2ffa1e97 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 強い！ (2020年5月19日 15時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
朝霧。(プロフ) - 霊夢さん» コメントありがとうございます！私もイベントプレイしてた時に夢主ちゃんに合いそうだなぁと考えてました笑 丁度執筆中なのでいつになるか分かりませんが近いうちに公開させますのでよろしくお願いします！ (2020年5月6日 15時) (レス) id: ee2ffa1e97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朝霧。 | 作成日時：2020年4月23日 21時
