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小さいといえど流石は動物。
足も速くすばしっこい。
オマケに塀の上や人では通れない小さな隙間などに逃げ込むので捕まえるのに苦戦していた。
一応パルクールを心得ているので塀に登ることは造作もない事だが、勝手に学園の所有物に堂々と登ろうだなんて思わない。
そんなこんなでグリムを追いかけ着いたのは大食堂。
「 くそー！ちょろちょろしやがって！」
「 ヘッヘッヘ！捕まえれるもんなら捕まえてみろ〜だゾ！」
トラッポラ君の悔しそうな声に、グリムは煽るように天井のシャンデリアまでスルスルと登っていった。
「 くっ、シャンデリアに登るとは卑怯だぞ！……飛行魔法はまだ習っていないし………何か捕まえたりするもの……そうだ！」
その様子をスペード君は何かブツブツと呟き、暫くして何か思いついたように胸元の赤い宝石がついたペンをトラッポラ君に向けた。
そしてなんと、トラッポラ君をシャンデリアめがけ投げつけ、グリムを捕まえるという算段のようだ。
『 ……っ待て！危険すぎる 』
大惨事になる未来がたやすく予想でき、慌ててスペード君を止めるももう遅かった。
浮かされたトラッポラ君は叫びながらシャンデリアまで投げられる。
「 ぎええええええええ！！」
「 ふな"ああああ！！？？」
トラッポラ君が乗った重みでシャンデリアは大きく揺れ、天井から簡単に外れる。
しかも、最悪なことに落下地点にユウとスペード君がいるのだ。
あんな大きいシャンデリアが直撃すれば大怪我、最悪死に到ることもあるだろう。
『 ……危ない！』
当たる寸前に二人の腕を引っ張り、脇に避けさせる。
ガッシャーン！！！
シャンデリアが大きな音を立てて落下する。
「 た、助かった。ありがとう 」
「 危機一髪だった……ありがとね 」
二人のお礼に無事で良かったよと言う。
( ……っ痛い…… )
二人を庇って前に出たせいか、割れた破片が腕にあたり、血の滲む切り傷だらけになっていた。
しかしそんな事は気にせずに、二人に見られないように傷を隠しながらトラッポラ君とグリムの様子を確認しに行く。
「 オエっ！ゲホッゴホッ！……信じらんねぇ！！」
「 ふにゃぁ…… 」
トラッポラ君は舞い上がった埃に咳き込み、グリムは何故か気絶していたが、二人とも特に怪我はないようだ。
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aya＿?(プロフ) - 設定で下にスライドした瞬間イケメンがあらわれた。 (2020年7月21日 22時) (
レス) id: 796b23147c (このIDを非表示/違反報告)
音符(プロフ) - 続編にいけない…(´；ω；｀) (2020年7月5日 22時) (レス) id: 27532e9d38 (このIDを非表示/違反報告)
朝霧。(プロフ) - ゆきなさん» コメントありがとうございます！夢主ちゃんがこれからどう魔法に対抗していくかを楽しみにしてくだされば幸いです(^^) (2020年5月19日 19時) (レス) id: ee2ffa1e97 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 強い！ (2020年5月19日 15時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
朝霧。(プロフ) - 霊夢さん» コメントありがとうございます！私もイベントプレイしてた時に夢主ちゃんに合いそうだなぁと考えてました笑 丁度執筆中なのでいつになるか分かりませんが近いうちに公開させますのでよろしくお願いします！ (2020年5月6日 15時) (レス) id: ee2ffa1e97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朝霧。 | 作成日時：2020年4月23日 21時
