＊番外編 ハッピービーンズデー６ ページ26
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ふとここに着く前、ケイトさんが一緒に行動しようと笑顔で話す際、隣にいたユウが裏に何かありそうな顔……と呟いていたのを思い出す。
「 え、いいんですか？ありがとうございます！」
そんなケイトさんの言葉になんの疑いもなく箱に近づくデュース。
『 ……ちょっとま……っ？』
何となく嫌な予感がしたのでデュースに制止をかける前に、三人ともこっち軒の後ろに来て、と小声でケイトさんに腕をグイッと引っ張られた。
「 なんだゾ？そんなコソコソ小声で…… 」
グリムが首を傾げながらケイトさんに尋ねても、静かに、と返ってきただけだった。
デュースが箱の蓋を開けようとした時、近くでガサッ！と音がして、何かが姿を現す。
「 来たな！単純バカ農民デュース！」
そこにいたのは悪い顔をしているエースと、背の高いディアソムニア寮の生徒だった。
確か……セベク・ジグボルト君だったか、同じ一年生の。
話したことがないので曖昧だが。
二人とも怪物チームのワッペンをつけているので、予めここで農民チームが来るのを待ち伏せしていたことがわかる。
( ……そうか、補給箱が示された地図は、両チーム関係なく記されるんだったな )
「 何っ？！怪物チーム？！待ち伏せだと？！」
デュースはと言うと、急に現れた二人に驚いていた。
「 農民チーム用補給箱のそばで待ち構えてりゃ、楽に獲物を捕まえられる 」
ちょっと考えりゃわかるだろ、なんてニヤッと笑うエースに油断してた、と悔しそうに顔を歪めるデュース。
そして、デュースは物凄い瞬発力で逃げていく。
「 逃げたぞ、追え！」
「 とっ捕まえてやる！」
ジグボルト君の大きな声とともに、二人はデュースを追って走って行った。
幸いこちらには気付いていなかったようだ。
デュースと二人がいなくなり、辺りがまた静かになった処でケイトさんが、
「 よし、行ったね。んじゃ、今のうちに補給物資を手に入れよっか☆ 」
と、笑顔で私達に言った。
………先ほど感じた違和感は気のせいではないようだ。
「 まさか最初からこのつもりで…？」
「 オメー、だからデュースに先に補給物資をとれってうまいこと言ってたんだな 」
ひでーやつなんだゾ！とグリムがユウに続いて、耳をピンと立てながら怒る。
そんな二人にケイトさんはやだなぁ二人とも、と特に悪びれもなく宥めていた。
＊
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aya＿?(プロフ) - 設定で下にスライドした瞬間イケメンがあらわれた。 (2020年7月21日 22時) (
レス) id: 796b23147c (このIDを非表示/違反報告)
音符(プロフ) - 続編にいけない…(´；ω；｀) (2020年7月5日 22時) (レス) id: 27532e9d38 (このIDを非表示/違反報告)
朝霧。(プロフ) - ゆきなさん» コメントありがとうございます！夢主ちゃんがこれからどう魔法に対抗していくかを楽しみにしてくだされば幸いです(^^) (2020年5月19日 19時) (レス) id: ee2ffa1e97 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 強い！ (2020年5月19日 15時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
朝霧。(プロフ) - 霊夢さん» コメントありがとうございます！私もイベントプレイしてた時に夢主ちゃんに合いそうだなぁと考えてました笑 丁度執筆中なのでいつになるか分かりませんが近いうちに公開させますのでよろしくお願いします！ (2020年5月6日 15時) (レス) id: ee2ffa1e97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朝霧。 | 作成日時：2020年4月23日 21時
