＊番外編 ハッピービーンズデー３ ページ23
＊
そんな私にデュースは、
「 僕は大丈夫だと思うけどな。先輩も魔力がなくても扱えるって言ってたし 」
そう言って優しく笑うのでなんだか安心してしまった。
「 え、マジ？うわ〜それ本当ならA怪物チームにきて欲しかった〜 」
ちぇ〜とエースがむくれる。
『 ……いや、怪物チームに行ってもあまり役に立てられないぞ 』
「 確かにAにぴったりの行事なんだゾ！」
グリムの言葉にそうだね、と笑いながら同意するユウ。
そんな二人に思わず苦笑する。
……やっぱり変に考え込むより楽しんだ方が気が楽だ。
明日バルガス先生からルール説明があるとの事で、その日は解散となった。
＿＿＿＿＿＿翌日、運動場にて。
「 よく集まったモヤシども。今日は待ちに待った”ハッピービーンズデー”だ。きちんと朝食を食べ、生卵を飲んできただろうな？」
栄養を取らなければ筋肉は育たないぞ、と言うバルガス先生。
クルーウェル先生といい、バルガス先生といいこの学園は生徒だけでなく教師軍も個性的である。
「 さて、新しく入った一年生のためにこれよりルール説明を行う 」
先生の話をまとめると、この大会はコロシアムに設置してある「 魔法の竪琴 」の所有権を争うフラッグ戦で、ルールは
・怪物チームは農民チームに竪琴を奪われれば負け
・逆に農民チームは制限時間内に竪琴を奪取出来なければ負け
という単純で分かりやすい内容である。
それに加えて、
農民チームは怪物チームに捕縛、怪物チームは農民チームに豆を当てられたら失格となるのだそう。
そして先生が言うには一番大事なルールがあるんだとか。
それは。
「 試合中、魔法は全面的に使用禁止だ！」
……魔法は使用禁止。
( ……魔法が使えない私には有難い )
私だけではなくユウも少なからずそう思っているだろう。
魔法が使えないと言うだけで圧倒的に不利なのだ。
仮に怪物チームが魔法を使ってこちらを捕縛しようとするものなら、私達は為す術もなく失格となってしまう。
「 えー魔法使っちゃいけねぇのー？」
エースの残念そうな声に、近くにいたリドルさんとトレイさんが答える。
「 以前は使用可能だったらしいけどね 」
「 試合が白熱した結果シャレにならない怪我人が出たことがあって、それ以来魔法は禁止されているらしい 」
＊
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aya＿?(プロフ) - 設定で下にスライドした瞬間イケメンがあらわれた。 (2020年7月21日 22時) (
レス) id: 796b23147c (このIDを非表示/違反報告)
音符(プロフ) - 続編にいけない…(´；ω；｀) (2020年7月5日 22時) (レス) id: 27532e9d38 (このIDを非表示/違反報告)
朝霧。(プロフ) - ゆきなさん» コメントありがとうございます！夢主ちゃんがこれからどう魔法に対抗していくかを楽しみにしてくだされば幸いです(^^) (2020年5月19日 19時) (レス) id: ee2ffa1e97 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 強い！ (2020年5月19日 15時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
朝霧。(プロフ) - 霊夢さん» コメントありがとうございます！私もイベントプレイしてた時に夢主ちゃんに合いそうだなぁと考えてました笑 丁度執筆中なのでいつになるか分かりませんが近いうちに公開させますのでよろしくお願いします！ (2020年5月6日 15時) (レス) id: ee2ffa1e97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朝霧。 | 作成日時：2020年4月23日 21時
