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「 ……罰で窓拭き100枚って、一体君たちは何をやったんだ 」
聞きなれない声がして後ろを向くとまた別の男子生徒が立ってこちらを見ていた。
制服をきちっと着ていて真面目そうな生徒だ。
彼もトラッポラ君と同じように右目辺りにネイビーのスペードのペイントが施されている。
「 すまない、たまたま寮へ帰ろうとしたら君たちが揉めてるのを見て 」
話も勝手に聞いたと申し訳なさそうに言う男子生徒に、トラッポラ君が
「 今朝、そこの毛玉とじゃれてたら、ハートの女王の石像がちょーっと焦げちゃっただけ。つかお前誰 」
そう不機嫌そうに言うと男子生徒は驚きの声をあげる。
「 グレートセブンの石像に傷を付けたのか？！それは怒られるに決まってるだろう……ゴホン、僕はデュース・スペード。クラスメートの顔くらい覚えたらどうなんだ。えーと…… 」
「 お前も覚えてねーじゃん 」
スペード君に呆れるトラッポラ君。
ということは彼も同じ新入生みたいだ。
「 と、とにかく！学園長からの命令なら、真面目に取り組むことだ 」
「 はいはい。じゃあパパっと始めますか〜 」
ふぅ、とため息をつくトラッポラ君に何だか申し訳なく思ってきたが、元凶は彼とグリムなのだから仕方ない。
( ………そういえばグリムは？)
先ほどまで会話に参加していたはず。
あたりを見ても見当たらない。
( ……まさか )
「 あっ！毛玉がいない！」
「 へへ〜ん！後はオマエらに任せたんだゾ〜！バイバーイ！」
グリムはいつの間にかメインストリートまで逃げていた。
( ……やっぱり懲りてない )
何となく予想はできていたので驚きはしなかったが少し呆れる。
「 あんにゃろ〜オレを身代わりにしたな？！」
目を釣り上げて怒るトラッポラ君。
ユウも呆れたようにグリムが逃げた先を見ていた。
「 おい！えと、ジュース？お前にも責任あるんだから、毛玉捕まえんの手伝えよ 」
「 なっ、ジュースじゃない！デュースだ！しかも何で僕が？！」
何もしてないじゃないか！と怒るスペード君。
確かに彼は何も介入しておらず、たまたま居合わせただけである。
「 そっちのお前達は……魔法使えないから戦力外！行くぞ！」
トラッポラ君に続いてグリムの元まで走る。
( ……どう捕まえようか。流石に銃撃するわけにもいかないし )
走りながらそう考えていた。
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aya＿?(プロフ) - 設定で下にスライドした瞬間イケメンがあらわれた。 (2020年7月21日 22時) (
レス) id: 796b23147c (このIDを非表示/違反報告)
音符(プロフ) - 続編にいけない…(´；ω；｀) (2020年7月5日 22時) (レス) id: 27532e9d38 (このIDを非表示/違反報告)
朝霧。(プロフ) - ゆきなさん» コメントありがとうございます！夢主ちゃんがこれからどう魔法に対抗していくかを楽しみにしてくだされば幸いです(^^) (2020年5月19日 19時) (レス) id: ee2ffa1e97 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 強い！ (2020年5月19日 15時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
朝霧。(プロフ) - 霊夢さん» コメントありがとうございます！私もイベントプレイしてた時に夢主ちゃんに合いそうだなぁと考えてました笑 丁度執筆中なのでいつになるか分かりませんが近いうちに公開させますのでよろしくお願いします！ (2020年5月6日 15時) (レス) id: ee2ffa1e97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朝霧。 | 作成日時：2020年4月23日 21時
