幸せな気分 ページ17
貴女said
あれから結局、私は合宿所に一晩お世話になることになった。
繋心さん曰く、"暗くて危ないから"だそう。
今は仲良くなった田中先輩達の珍マネージャー業の話を聞いている。
貴女「えー、それじゃあドリンクの粉と間違って塩いれたんですか？」
日「俺間違って飲んじゃったんだけど、スッゲー辛かった！」
西「うるせぇ翔陽！間違えたんだ！」
日「す、スミマセン!!」
貴女「まぁまぁ。間違えなんて誰にでもあるんやし。西谷先輩もわざとやないんやけん。」
西「おお！良いこと言うじゃねぇか、A！」
標準語をやめて、普段通りの口調で喋れるのは、とても楽しかった。
菅「あ、Aちゃん。もしよかったらLINE交換しない？」
貴女「え、良いんですか？私でよければ是非！」
LINEを交換し、ついでにいつも使っているサイトを開くと
貴女(あ、通知来とる。)
最近仲良くなった"海ぶどう"さんという人からメッセージが来ていた。
海ぶどう"こんばんわ、この前発売された○○は買いましたか？俺は半分ほど読んだんですがとても面白いですよ。"
彼とは好きな作者さんが同じで、年齢も近かったからすぐに仲良くなれた。
A"買いましたよ！でもまだ読んでないんです……"
相手もサイトを開いているようで、すぐに返信が来る。
海ぶどう"そうなんですか。俺も部活があるのでなかなか読み進められないですね"
A"部活されてるんですか？"
海ぶどう"はい。バレー部です。今も遠征中なんですよ"
A"そうなんですか!?頑張ってください！"
そう打ち込んだところで時計を見ると既に10時を過ぎていた。
東「あ、青木さん、そろそろ寝ないと明日キツいと思うよ？」
貴女「そうですね。先輩もそろそろ寝ないと。」
東「そうだな。」
未だに騒いでいる日向君達を横目に体を横たえた私の口は無意識のうちに言葉を紡ぐ。
貴女「先輩。」
東「ん？どうかしたか？」
貴女「明日、頑張ってください。」
東「………。うん、ありがとう。」
先輩は一瞬驚いた顔をしたけど、すぐに微笑みながら返してくれた。
貴女「！……お休みなさい。」
東「うん、おやすみ。……Aちゃん。」
薄れ行く意識のなかで先輩に名前を呼ばれた気がして、幸せな気分のまま私は瞳を閉じた。
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みれとん(プロフ) - この小説を見たとき｢旭さんの小説やっと見つけた!｣って感じで即読みました!夢主さんが惚れるのも無理ないと思います!私も旭さんに惚れた１人ですので夢主さんの気持ちすっごい分かります!!この小説読んだらもっと旭さんの事好きになりました!これからも頑張って下さい (2017年2月14日 0時) (
レス) id: 32f20fc6f3 (このIDを非表示/違反報告)
へなちょこは正義だ(プロフ) - ＡＭＩさん» ほんっっっっとうに申し訳ありませんでした！遅くなるの範疇を越えてますよね…。しかし、全力で書いたのでご満足いただけたら幸いです。 (2016年8月20日 8時) (レス) id: aa8d0b5c91 (このIDを非表示/違反報告)
へなちょこは正義だ(プロフ) - ＡＭＩさん» 了解です！遅くなると思いますが、書かせていただきます！ (2016年1月25日 6時) (レス) id: aa8d0b5c91 (このIDを非表示/違反報告)
ＡＭＩ - 自分で言うのもアレだけど、夢主に似てるかもしれない。メガネと性格が…………………。旭さんとポッキーゲームしたい…………。 (2016年1月10日 23時) (レス) id: a206d29d88 (このIDを非表示/違反報告)
へなちょこは正義だ(プロフ) - 匣音マイさん» ありがとうございます！なかなか更新できず申し訳ない限りです。話は変わりますが、クリスマスに番外編を書こうと思っていてもしリクエストがございましたらよろしくお願いします！ (2015年12月7日 12時) (レス) id: aa8d0b5c91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：へな正 | 作成日時：2015年7月26日 17時
